塩パン・塩バニラ・塩キャラメルなど塩が使われたスイーツやパンが一時期ブームになりましたよね。
わたしも塩パンにハマってしまい毎日のように食べていた時期がありましたが、1日2つ食べてしまった日の次の日のむくみには驚きました。
塩といえばむくみのイメージですよね。
顔や足がパンパンになってしまい、ひどいむくみになると痛みも出てきます。
これが原因でダイエットの妨げになってしまうこともありますが、実は塩が身体に与える影響はこれだけではありません。
健康を意識すると薄味を心がけたり、塩分を減らしますが、実は塩抜きは様々な効果があるのです。
塩抜きダイエットとは
普段の食事から摂っている塩分量を見直し、減らしていくダイエット方法です。
食事から摂るだけ分を減らすだけでなく、体内に溜まってしまっている古い塩分も排出できるようになるというのがこのダイエットの最大のメリットです。
ジャンクフードやスナック菓子など、海外からきた食べ物は塩分がたくさん使われています。
さらに現代人は食べ過ぎと言われていますが、塩分の摂りすぎも大きな問題です。
塩分と聞くと、塩を抜けばいいと思ってしまいますが、実は醤油や味噌などの調味料をはじめとする様々な食品に塩分は含まれているため、なかなか難しい気がします。
しかし、身体に必要なカルシウムや鉄などの栄養素は不足しがちなのに、身体にあまり必要ない塩分は摂りすぎてしまうなんて、身体に悪そうですよね。
その塩分の摂りを見直すことで、むくみの改善やダイエット効果をあげるというのがこの塩抜きダイエットです。
私の知人は健康診断でひっかかった項目があったことをきっかけに塩抜きを行なっていました。
特に太っている方ではないのですが、塩抜きの結果、健康診断の数値は一番いい判定になり、特にダイエットをしたわけではないのに、半年で5キロほど減ったと聞きました。
ダイエットをせずに痩せられるのなら、ダイエット目的として行えばさらに効果がでそうですよね!
そんな塩抜きダイエットについてご紹介していきます。
塩分の摂取目安量は?
厚生労働相:1日の塩分の摂取目標値
男性:8g・女性:7gWHO世界保健機関の摂取目標値
5g未満
これに対して日本人は現状平均で
男性:約11g・女性:約9g
摂取しています。
日本の目標値とWHOの目標値に多少の差があるので、その間くらいの摂取量でいればいいのかな?と思いますが、それに比べて日本人の摂取量はオーバーしていますよね。
この数字があることで減塩と言われるようになったのかもしらないですね。
塩抜きダイエットの効果
むくみの解消&セルライトの予防
むくみといえば塩分というイメージがある方は多いと思いますが、その通りです。
塩分を摂り過ぎてしまうと、血液中の塩分濃度が濃くなってしまいます。その濃度を薄めるために水分を必要以上に蓄えてしまうことがむくみの原因です。
よく、水はむくむから飲まないという方もいますが、水自体がむくみの原因になるわけではなく、塩分と合わさることでむくみが生じます。
なので、水分はしっかりと摂り、塩分を減らすことが改善方法として一番いいのです。
逆に、塩分を排出させるために水分は必要になるので、水分を控えることはしないようにしましょう。
そして、ダイエッターにとって怖いのはセルライトですよね。
むくみは排出できていない余分な水分や老廃物が原因にもなるのですが、実はこの老廃物、放置してしまうとコラーゲンとガチガチに絡んでセルライトになります。
セルライトになると、血液の流れやリンパの流れが悪くなってしまうため、さらに老廃物を溜めやすくなります。そしてこの溜まった老廃物もセルライトになる
という悪循環が生まれてしまいます。
そのため、むくみを放置することはとても危険です。
セルライトになってしまうと落とすのが難しくなってしまうので、ダイエットが大変になってしまいます。
そうならないためにも、むくみはその日のうちに摂りましょう。そのために、塩分を控えることはとても大切そうですね。
代謝が良くなる
塩分の摂りすぎで身体がむくんでいると、血管が圧迫されてしまうため血液の流れが悪くなります。それにより熱を作り出す筋肉の働きが弱くなってしまうため、代謝が悪くなります。
さらにむくんでいると、老廃物を回収したり排出する働きも弱くなってしまうため、さらに血行が悪くなるという悪循環が生まれます。
これらにより、低体温になってしまうと、さらに代謝が悪くなり痩せにくい身体になってしまうのです。
塩抜きダイエットはこれらを防ぎ改善することごできるため、痩せやすい身体を作ることができます。
塩分といえばむくむイメージはありますが、代謝にまで影響があるなんて思わないですよね。
それだけ塩分の摂りすぎは身体に良くないんですね。
冷え性の改善
代謝のところにも書いたように、塩分の摂り過ぎでむくんでしまうと血管が圧迫されてしまうため血行が悪くなってしまいます。
冷え性の主な原因は血行不良です。
そのため、塩抜きをしてむくみを解消すると、血行がよくなり冷え性の改善にも繋がるのです。
しかし、塩分が不足してしまっても冷え性になってしまう可能性があるので、このダイエットを長期間行うことは避けるようにしましょう。
食欲を抑える
味の濃い料理は食欲を旺盛にさせてしまいます。
〝美味しいものは身体に悪い〟と聞いたこともありますが、まさにこれですよね。
味付けがしっかりされている料理は美味しいので箸が進んでしまいます。
しかし、減塩を心がけると味付けも薄味にする必要があります。そのため、濃い味付けのものに比べると、箸が進まなくなり食欲を抑えることができるのです。
このダイエット中だけでなく、普段から減塩に気をつけていれば食欲を抑えことがでるので、それだけでダイエットのような効果がありそうですね。
ちなみに睡眠不足も味付けの濃いものを求めるようなってしまうので、質のいい睡眠をとることも大切になります。
便秘の改善
塩分の摂りすぎでむくんでしまうと筋肉の働きも弱くなってしまいます。便秘にも筋肉の動きはとても大切なのですが、塩分を控え、筋肉の働きが戻ると便秘の解消にもなります。
また、水分不足も大きく関係する便秘ですが、このダイエットは水分を多く摂ることも大切になりますので、その効果もあり、お通じの改善ができそうです。
透明感のあるお肌に
塩抜きをしてむくみがとれると、血管の圧迫も減るため、血行が良くなります。
血行が悪いことで、肌はくすんでしまい、目の下にはクマができやすくなりますが、このダイエットは血行促進効果があるため、これらの改善ができます。
さらに、血行がよくなると老廃物はしっかり排出され、栄養素を肌まで届けてくれるようになるため、美肌効果もでてきます。
ダイエットするつもりがなくても、肌荒れに悩んでいる方は一度実行してみてもいいかもしれないですね。