皆さんはギーというものをご存じですか?
私も最近知った食材ですが、なんとこの謎な食材がダイエットにいいそうです。
目覚ましテレビのローラの料理コーナーや、レシピ本でも紹介されたことで人気が出たようです。ローラは健康的料理しか作らないイメージが強いので、このギーにも健康効果が期待できそうですね。
まだスーパーなどでは見かけませんが、自分で作ることもできるので簡単に取り入れることができそうです。
さらに、今話題の糖質制限ダイエット中でも大丈夫なので、糖質制限ダイエットをしている方は要チェックです!
ギーとは
バターオイルの一種で、無塩バター煮詰めて水分やタンパク質を取り除いたものです。そのため純粋な脂肪分になっています。
バターは何となく体に悪いイメージがありますが、こうすることで体にいいものに変身するそうです。
これはインドのアーユルヴェーダにも使われているオイルで、エステなんかでも使われているそうです。
日本でも健康法やダイエット法として取り入れられているアーユルヴェーダですが、それに使われるギーはダイエットに必要なタンパク質が取り除かれて脂肪のみなのにダイエットにいいの?と少し疑問になってしまいますよね。
でも大丈夫です!ギーにはダイエットにいい効果がたくさんありました。
純粋な脂肪分なため腐りにくいため長持ちするというのも嬉しいところです。さらに甘めの香りで少し癒されそうな気もします。
インドをはじめとする南アジアでは昔から料理をするときの油として使われてきました。
私たちがオリーブオイルやサラダ油を常用するのと同じですね。
こちらは食べるだけでなくエステのマッサージのオイルやとしてのダイエット効果も期待できます。
さらに目のトリートメントにもなるそうです。
ちなみにこのギーのもとは無塩バターですが、乳製品のアレルギーを起こしにくいという特長もあります。なので乳糖不耐症のかたでも食べられるんだそうです。
ギーのカロリー
カロリーは1g約9kcalです。
オリーブオイルやごま油も1gあたり約9kcalなので他の油とほとんど変わりません。
だいたいの食品の栄養成分表は100gあたりで書いてありますよね。ギーや油を100gあたりで考えると約900kcalになるので、カロリーだけで考えるとすごく高くてダイエットにいいの?と思ってしまいますよね。
しかしギーにはダイエットにいい栄養素が豊富に含まれています。
確かにカロリーは高いですが、ダイエットはカロリーよりも栄養素が大切になってくるのでご安心ください。
ギーの栄養素
最近海外セレブの間で注注目されているギーですが、これには注目されるだけの素晴らしい栄養成分がたくさん含まれていました!
・皮膚や粘膜の健康を守るビタミンA
・カルシウムの働きをサポートするビタミンD
・アンチエイジング効果のあるビタミンE
・ダイエット効果のある中鎖脂肪酸
・免疫力を高める短鎖脂肪酸
・身体中に栄養を届ける共役リノール酸
など。
なかなか聞かない栄養素もありますが、この聞かない栄養素が実はすごくダイエット効果が高かったりします。
効果については次からご紹介していきます。
ギーのダイエット効果
脂肪を溜め込みにくい
これはギーに含まれる中鎖脂肪酸に関係があります。
脂肪とついているこちらの栄養素ですが、エネルギーになりやすいという特長があります。
通常エネルギーというと糖が使われるイメージですか、この中鎖脂肪酸においては素早くエネルギーになるため、身体に脂肪がつきにくいのです。
さらに、この脂肪酸の嬉しいところは体内の脂肪も一緒に燃やしてくれるということです。ダイエットで体脂肪が燃えるのはすごく理想的ですよね。
この中鎖脂肪酸はそれを叶えてくれる嬉しい栄養素なのです。
脂肪の代謝を促進 & 食欲抑制
NHKで肥満を防ぐと紹介されていた短鎖脂肪酸がこのギーには含まれています。
この短鎖脂肪酸のダイエット効果の一つ目は肝臓で脂肪を合成する酵素を減らす効果があるということです。そのため、脂肪を作りにくくなり太りにくい身体を作れるようになります。
もう一つが食欲を抑える効果です。
ダイエットをするときに何が大変かって、食欲との戦いですよね。
食べちゃダメと思うほど食べたくなってしまいますが、この食べたく鎖脂肪酸にはその食欲を抑える効果があるので、ダイエット中の食欲ともうまく付き合えます。
血行促進
ギーに含まれている共役リノール酸は全身の細胞に栄養素を届ける働きをするのですが、それだけではなく、血行促進の効果もあります。
血行促進が良くなることは体温が上がったり、代謝が上がるため、痩せやすい身体を作ることができます。
食事から摂った栄養素はエネルギーとして代謝します。代謝できずに残ってしまったものは、使い道がなくなってしまうため脂肪として蓄えられてしまいます。
なので、ダイエットに限らず、太らないようにするためにも代謝が高いことはとても大切になります。
代謝が高ければ高いほど、寝ている間のエネルギー消費量も増えるため、ダイエットがスムーズにできるようになります。
ただ寝ているだけでもエネルギー量が増えるなら代謝をしっかりあげたいですね。
脂質の燃焼を促す
ギーに含まれている共役リノール酸にはホルモン感受性リパーゼという酵素の働きを助ける役割があるのですが、このホルモン感受性リパーゼには脂質の燃焼を促す効果があります。
共役リノール酸がホルモン感受性リパーゼの働きを助けることで、脂質の燃焼効率が上がるため、ダイエット効果が高くなります。
なかなか聞かないこの栄養素ですが、実はすごい効果があったんですね。ダイエットをする上では、脂肪を燃やしてくれると言われるとすぐ使ってみたくなります。
脂質は下半身太りの原因にもなるのでしっかり燃焼したいです。
腸内環境を整える
脂肪の合成を抑制したり、食欲を抑える効果のある短鎖脂肪酸には腸内環境を整える効果があります。
腸内環境を整えると聞くと乳酸菌や善玉コレステロールを増やすということを想像すると思いますが、この短鎖脂肪酸は腸内を弱酸性にすることで悪玉菌が増えるのを抑えて、腸内環境を整えます。
腸内環境が整い便秘が解消されると、余分なカロリーの吸収を抑えたり、代謝が上がる効果があるので、ダイエットにはとても大切なことです。
特に寝る前のホットミルクに入れて飲むのが効果的なんだそうです!
ダイエットをするならまず腸内環境を整えることがおすすめです。
さらに美肌効果もでるのでぜひ使ってみたいですね。
善玉菌を増やす
腸内環境を整えることにプラスしてもう一つの効果は善玉菌を増やすということです。腸内環境を整えるのは短鎖脂肪酸か関係していましたが、こちらはブチル酸という栄養素が関係します。
この善玉菌が増えることで腸内環境が整うのはもちろん、コレステロールを抑えたり、ビタミンや酵素の働きを活性化するという効果もあります。
特に酵素は酵素ドリンクが話題になるほどダイエット効果がきたいできます。
このブチル酸は他にも
・免疫力を高める
・アレルギーを緩和する
などの効果があります。
デトックス効果
ギーには、血管やリンパ管の管壁にこびりついてしまっている老廃物を取り除く効果もあります。これがとれると、栄養素が全身に行き渡るのを邪魔しなくなり、老廃物もしっかりと排出できるためデトックス効果も抜群です。
体内のデトックスがしっかりされるとダイエットにいいだけでなく、肌にもいい栄養素が行き渡るようになるため、美肌効果も抜群です。
血管やリンパ管に老廃物がたくさんあって、それも肌に送られていると考えるとそりゃ肌荒れもしますよね。
ダイエットをしながらお肌もキレイになるなんて女性には嬉しい効果ですね。
その他の効果
・疲労回復
・記憶力をよくする
・免疫力を高める
・イライラしにくくなる
・消化力が上がる
・視力の回復をサポートする
ギーの食べ方
ギーの使い方はとっても簡単です。
いろんな料理に合わせられられるので、ぜひ毎日の食事にとり入れましょう。
・調理用の油や調味料として
これが1番使いやすい方法ではないでしょうか!
普段使っているサラダ油やオリーブオイルをギーに変えるだけです。
炒め物なんてよさそうですね。バター炒めだと思うとおいしいのではないでしょうか!
調理をするたびに使えるの取り入れるのもとても簡単ですね。
・トーストに
トーストに塗るバターやマーガリンをやめてこのギーを使用します。ギーのもとはバターなので、違和感なく使えそうですね。
・カレーにプラス
インドといえばカレーですよね。インドでこのような食べ方をしているかはわかりませんが、出来上がったカレーに溶かしてみても美味しいのではないでしょうか。ナンに塗っても美味しそうですね。
日本でもバターカレーがあるので、ギーでも試してみたいです。
・ホットミルクやバターコーヒー、ココアなどに
ダイエット効果を期待されているバターコーヒーのバターがわりや、ホットミルク、ホットココアにも合いそうですよね。
ギーを入れることでコクのある飲み物に変身しそうです。
ココアは砂糖の入っているものではなく、ピュアココアと牛乳と一緒に混ぜれば濃い美味しいココアの完成です。
・お菓子作りに
特にクッキーやスコーンなどの焼き菓子を作るときはバターを使うことが多いのですよね。そのバターをギーにすることで体にいいお菓子を作ることができます。
さらにお砂糖を体にいいものにすればダイエット中のおやつの完成ですね。
・マッサージオイルとして
ココナッツオイルもマッサージやヘアケアに使えますが、それと同じ感覚で使うことができます。
ダイエット中のマッサージはダイエット効果を高めてくれるので積極的に行いたいですね。
ギーはどこで買える?
日本でも徐々に広まってきたギーですが、まだまだ売っているお店は少ないのでスーパーなどでは見かけないですよね。
でも大丈夫です!
大手の通販サイトにはたくさんの種類が取り扱われています。
多い会社では100種類近くも取り扱いしているという話です!価格は少し高いですが、そこはダイエットのためだと思って頑張りましょう!
なるべくオーガニックのものを選ぶとさらに体によさそうですね。いろんな種類を比較して購入しましょう。
話題になってきているといってもまだまだ知られていない部分もありますが、もう少ししたら、スーパーフードのように、ドラッグストアやスーパーでも手軽に買えるようになりそうですね。
ちなみにコストコには売っているという情報がありました。
市販のギーは少しお値段がはります。
健康食品はどれもそんな感じですが、このギーにおいては自分で作ることができるので、そのほうが割安かもしれないですね
ギーの作り方と保存方法
1.鍋にいれたバターを中火で完全に溶かしたら、一度沸騰させて弱火にします
2.底が焦げ初めて黄金色になったらキッチンペーパーでこしたら完成です。
(漉すのには少し時間がかかります。)
焦げすぎてしまうとことさえ防げれば失敗せずにに作れそうですね。やり方自体はシンプルなのがうれしいですね。
茶色くなってしまわないようにだけ気を付けましょう。
作ったギーの賞味期限は約3ヶ月です。長く持つのも嬉しいですよね。
保存容器をあらかじめ煮沸消毒をしておくと保存が長くききます。保存方法は冷蔵庫ではなく常温で保存しましょう。
ギーの注意点
1日の摂取量は30ccまでにする
ダイエット効果が高いといってもカロリーも高くなっています。そして、もとは油です。
どのダイエットにいいと言われている食品にも当てはまりますが、多く食べたからと言って痩せるわけではありません。むしろ胃もたれをしてしまい可能性もあります。せ
っかく体にいいのにこれではもったいないですね。
過剰摂取はやめるようにしましょう。
ニキビがある方は控えめに
美肌効果があるギーですが、もとは油分です。
脂性肌気味の方や、脂性肌が原因でニキビができてしまっている方にとっては、その肌質を悪化させる可能性があるので、摂取量を控えめにすることをお勧めします。
逆に乾燥肌に悩んでいる方は積極的にとることで乾燥肌にさを改善することができます。
はちみつと合わせて食べない
ギーとはちみつを合わせて食べると毒性を持つという特長があるため、一緒に食べることは控えましょう。
アーユルヴェーダに詳しい方の話では、混ぜるのはNGですが、同じ食事で摂るのは大丈夫とのことでしたが、心配な方はやめるようにしたほうが無難がしれないですね。