去年から人気を集めている〝酢玉ねぎ〟というものをご存知でしょうか?
酢レモンや酢しょうが、酢ゆずなど酢を使ったものが健康にいいと話題になる中、酢玉ねぎもすごく人気があります。
玉ねぎ氷というものも一時期ハマりましたが、この酢玉ねぎでも作れるためさらに使いやすくなりそうです。
血圧を下げる効果が注目されていましたが、素晴らしい効果はこれだけではありません。なんと、美肌やダイエットにもとても効果的なのです。
作り方も使い方とても簡単!作ったものはドレッシングがわりにサラダと一緒に食べることができます。もちろんいろんな料理にアレンジして使うこともできます。
砂糖なしでも作れるため、ダイエット目的の方はなおさら取り入れやすいですね。
そんな酢玉ねぎについてご紹介していきます。
酢玉ねぎとは
玉ねぎをスライスしたものを酢やはちみつに漬けて完成したものです。
玉ねぎ、酢、はちみつどれをとっても健康や美容・ダイエットに効果的な食べ物ですが、それを一度に食べることができるのがこの酢玉ねぎです。
生の玉ねぎを使うので栄養素もそのまましっかりと摂ることができます。
酢と玉ねぎだと食べにくいのでは?と思われるかもしれません。そんなときははちみつや砂糖を使うことで一気に食べやすくなりますよ!
私ははちみつを使ってよく食べていましたが、甘みがある分すごく美味しく食べられました。
さらに、味がしっかりしているので、ドレッシングがわりにサラダを食べることができます。ドレッシングは意外と塩分や脂質・糖質が高いので、それをやめるだけでも健康にいいですよね。
もちろん酢玉ねぎを使ってダイエットもできます!
酢玉ねぎのカロリー
カロリーは玉ねぎ150gを使用した場合、約26kcalだそうです。とても低いですね。
1日の目安量にする10kcal前後なので、カロリーを気にしている方もこれなら罪悪感なく食べられそうですね。
野菜のなかでは玉ねぎは糖質が高めなのでカロリーももう少し高いのかと思いましたが、とても低くてびっくりです。
もちろん使う酢によっても変わってきます。
はちみつや砂糖を使ったらもう少し高くてなるかもしれないですね。
玉ねぎの栄養と効果
栄養
・酢酸
・アミノ酸(黒酢に豊富に含まれています)
・クエン酸
・グルコン酸
・ビタミン、ミネラル
など。
リンゴ酢や黒酢・米酢など種類が豊富ですが、その種類によって栄養素や効果・お値段なども変わってくるため、自分の得たい効果によって選んでもいいですね。
ちなみに私的にはダイエットや美容なら黒酢・食べやすさなら優しいお酢やリンゴ酢がおすすめです。
効果
・抗酸化作用があり活性酸素を除去できる
・免疫力を高める
・血液をさらさらにする
・代謝が上がる
・むくみの改善ができる
・美肌効果がある
・冷え性を改善できる
・コレステロールの代謝を促す
・生活習慣病の予防
・アンチエイジング
・殺菌効果
・デトックス効果 など。
ダイエットだけでなく健康にもとてもいいことがわかりますよね。これだけでもすごいので玉ねぎを毎日食べようと思われるかもしれませんが、酢にも嬉しい効果がたくさんあります。
酢の栄養と効果
栄養
・ケルセチン
・硫化アリル
・オリゴ糖ぬ
・カリウム
など。
ビタミン・ミネラルも含まれてはいますが、量的には少なめです。
聞きなれない栄養素ばかりですが、これらが素晴らしい効果を身体に与えてくれるため、玉ねぎは健康にいいイメージがついています!
酢も健康効果が高いと有名ですよね。
効果は次の通りです。
・脂肪を分解する
・身体に余分な脂肪をつきにくくする
・デトックス効果があり、むくみにも効果的
・血液がさらさらになり冷え性改善に繋がる
・代謝が良くなり痩せやすくなる
・カルシウムの吸収を助ける
・食欲増進
・腸内環境を整える
・二日酔いに効果がある
・疲労回復効果がある
酢を単品でとるよりも玉ねぎと合わせた方がより効果的ですよね。
そんな酢玉ねぎの効果をご紹介していきます。
酢玉ねぎダイエットの効果
血糖値をコントロールする
玉ねぎには硫化アリルという成分が含まれています。
玉ねぎを切ると涙が出ることありますよね。これはこの硫化アリルのせいです。
ちょっとやっかいだなと思ったこともある方は多いと思いますが、この硫化アリルには素晴らしい効果がたくさんあります。
その1つが血糖値をコントロールするということです。
血糖値は上がり過ぎてしまうと脂肪をつきやすくするホルモンの分泌を促してしまいます。
さらに、急激に上がった血糖値は下がるのも早いのですが、下がったときに空腹を感じてしまうため、食べ過ぎの原因にもなります。
余談ですが、食後の眠気も上がり過ぎた血糖値のせいです。
ダイエットをしていると血糖値という言葉をよく聞くと思いますが、血糖値が上がってしまうと脂肪をつきやすくしてしまうため、血糖値を上げないようにすることが大切なんですね。
そこで酢玉ねぎです。
玉ねぎに含まれている硫化アリルにはその血糖値をコントロールする効果があるためダイエットにいいと言われています。
今、玉ねぎの成分だけを書きましたが、酢にも食べ物の消化をゆっくりにする効果があるため、血糖値が上がりにくくなると言われています。
両方からしっかりと効果が出るんですね!
ちなみに血糖値を安定させることは糖尿病予防にもつながります。
代謝が上がって脂肪を燃やしやすくなる
先程書いた硫化アリルには血液が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにする効果があります。
そして、酢にも血液をサラサラにする効果がある成分が含まれています。
なので、酢玉ねぎを食べると血液をサラサラにすることができ、血行が良くなるので代謝が上がります。
ダイエットをする上ではとても大切になってくるのが代謝が高いことですよね。毎日同じ動きをしていても、代謝が高ければ使うエネルギー量が増えるため、痩せやすい体質になれます。
ダイエットをするならまず代謝を上げる努力をしましょう。
その1つが血行を良くすることです。
これは冷え改善にもつながります。
他にも筋力をつけることも代謝を上げることに繋がりますが、筋トレをするよりも、酢玉ねぎを食べる方が簡単な気がしますよね!
ぜひするよりも玉ねぎで代謝をあげましょう!
デトックス効果
デトックスとは簡単に言うと体内の老廃物や毒素を排出することです。
老廃物は放置しておくと、セルライトの原因になります。さらに、肌荒れなんかも引き起こしてしまいます。
老廃物が血液やリンパの中に溜まってしまうと代謝が落ちて痩せにくくもなります。これだけでもダイエットの妨げになりますよね。
そこで酢玉ねぎです。
まず、玉ねぎには、便秘解消・利尿作用・発汗作用があるため、デトックス効果が高いと言われています。
そこに酢の肝機能を活性化させる効果と利尿作用が加わるためデトックス効果が高くなります。
最近、朝にフルーツを食べるダイエットや、酵素ドリンク、ファスティング、クレンズダイエットなど、デトックスをすることでダイエットを成功させる方法が増えていますよね。
この酢玉ねぎでもそれができるため、ダイエット効果が高いと言えます。
脂肪を減らす
玉ねぎに含まれているポリフェノールには
・余分な脂肪を身体の外に排出する
・体脂肪を燃やす
・脂肪の吸収を抑える
効果があります。これだけでもすごく嬉しいですが、さらに、お酢にもダイエットにいい効果があります。
・脂肪を分解する
・余分な脂肪をつきにくくする
これたけ脂肪をつきにくくして、体脂肪を燃やす効果があれば、ダイエットにいいに決まっていますよね。
もちろんこの効果があるからといって暴飲暴食をした、お菓子ばかり食べていたら痩せることはありませんが、酢玉ねぎがダイエットにいいと言われる理由がわかります!
脂肪を燃やしたり分解するというのはダイエットをしている私には一番嬉しい効果です。
それを叶えてくれる酢玉ねぎ、ぜひ摂るようにしたいです。
酢玉ねぎのダイエット以外の効果
血圧を下げる
玉ねぎに含まれている硫化アリルと、酢に含まれている酢酸には血圧を下げる効果があります。
そもそも高血圧とは、慢性的に血圧が基準値よりも高い状態をいいます。
これは、塩分の摂りすぎや血管の老化・運動不足・過労・ストレスなどが原因と言われています。
現代はストレス社会と言われていたり、塩分を摂りすぎているとも言われているので、高血圧の方も増えているようですね。
そこで酢玉ねぎです。酢と玉ねぎ両方の効果で血管年齢を若がえらせることで高血圧を予防できるのです。
ダイエットだけでも病気予防にもなる酢玉ねぎの効果は素晴らしいですね。
疲労回復
お酢にはクエン酸が含まれています。クエン酸が疲労回復にいいというのはよく聞くと思いますが、酢玉ねぎの疲労回復効果はこれだけではありません。
他にも、玉ねぎに含まれているポリフェノールや、ビタミンB1、酢含まれているアミノ酸にも疲労回復につながる効果があるのです。
これだけたくさんの栄養素があれば、とても効果がありそうですよね。
別にダイエットをしているわけではなくても、最近疲れやすいという方や、仕事が忙しいという方もぜひ酢玉ねぎを摂ってみましょう!
疲労回復をすれば仕事も家事もはかどりますね。
美肌・アンチエイジング効果
玉ねぎに含まれているポリフェノールの一種〝ケルセチン〟と、酢に含まれているクエン酸には高い抗酸化作用があります。
この抗酸化作用がある食品は〝活性酸素〟を除去する効果があります。
活性酸素は日常生活で増えてしまうものなのですが、これが増えることで身体を酸化(サビ)させます。こうなると身体の細胞が傷ついてしまうため、身体に様々なトラブルが起きます。
活性酸素が増える原因
タバコ・激しい運動・紫外線・食品添加物・肥満・大気汚染・ストレス など。
活性酸素が増えることでおこる変化
肥満・老化・肌荒れ・ガン・生活習慣病 など。
特に、肌荒れに関しては、ニキビをはじめ、シミ・シワ・くすみ・たるみなど様々な肌トラブルの原因になります。
そこで嬉しいのが抗酸化作用の効果です。
抗酸化作用が活性酸素を除去することでこれらのトラブルを防ぐことができるため、美肌やアンチエイジングに効果的なのです。
老化は20歳から始まっています。
まだ若いからと思わずに、積極的に摂るようにしましょう。
酢玉ねぎの作り方
私がよく作る方法でご紹介していきます。
まず作る前には保存容器を煮沸消毒しましょう。こうすることで作った酢玉ねぎのカビを防ぎ、保存がききます。
材料:酢・玉ねぎ・はちみつ
1.玉ねぎをスライスしたら容器に入れて浸るくらいの酢を入れます
2.お好みの分量のはちみつを入れて一晩冷蔵庫で寝かせたら完成
とっても簡単ですよね。
美容効果の高いはちみつを使うことで甘さがでて食べやすくなります。
ためしてガッテンでは塩も入れていましたが、酢にも塩分はあるし、塩分をあまり摂りたくないので私は使いません。正確な作り方をしたい方はぜひ塩を入れてみてください。
玉ねぎは切ったら15分ほど置いてから作るようにしましょう。
こうすることで玉ねぎに含まれている流下リアルという成分を増やすことができます。これは玉ねぎを切った時に涙が出る成分ですが、こちらの効果もすごいので、増やしてから使うようにしましょう。
流下リアルの効果
・老廃物の排出を促す
・代謝が上がって痩せやすくなる
・消化液の分泌を促す
・糖質の代謝をサポートするビタミンB1を活性化させる
・免疫細胞を活性化させる
・疲労回復 など。
熱を加えたり、水につけるとこの流下リアルが流れ出てしまい効果が薄くなってしまうので気をつけましょう。
酢玉ねぎの効果的な食べ方
加熱せずにそのまま食べるようにします。
酢玉ねぎを作った時の酢も一緒に摂るようにすることでさらに酢の効果を得ることができます。
分量は1日60gです。玉ねぎ約1/4個です。
食べ過ぎてしまうと逆効果になってしまったり、胃痛の原因になる可能性があります。
分量は守るようにしてください。
そして、毎日食べることでより効果が出やすくなるので欠かさずに食べるようにしましょう。
疲労回復効果をよりあげたい方はビタミンB1を含む食品と一緒に食べるとより効果的です。
ビタミンB1を含む食品
大豆製品・豚肉・うなぎ・グリーンピース・玄米・いりごま など。
せっかく食べるならより効果的にしたいですよね。
そんなに難しいことはないのでぜひ試してみてください。
酢玉ねぎダイエットのやり方
1日60gを目安に毎日食べるようにします。
食べ方は先ほども書いたようにドレッシングがわりに食べることもできますが、もちろんそのまま食べても美味しいです。
その他の料理に使うこともできますよね。
私は焼いたお肉と一緒に食べるのも好きです。
お肉とならダイエット中に不足しやすいと言われているタンパク質も一緒に摂れるので、ダイエットにも良さそうですよね。
毎日食べることで血行促進や代謝が良くなるので続けることがポイントだと思います。
それ以外の食事についての制限などはありませんが、バランスのいい食事を心がけるようにしましょう!
酢玉ねぎのおすすめ食べ方
サラダにトッピング!
私がよく食べていた方法の一つです。
レタスや千切りキャベツ・コーンやとりのささみなどお好きな野菜やお肉でサラダを作ったらそこに酢玉ねぎを乗せるだけ!
はちみつも加えて作ってあるので、ほどより甘さと酢の味があるので、私はドレッシングなしで食べても美味しいと思いました!
野菜からビタミン・ミネラルなどを補えるのでとてもおすすめな食べ方です。
お肉で巻いて!
もう一つ私がよく食べていた方法がこれです。
焼いたお肉と一緒に食べるのが好きです!
最近、肉食ダイエットやMECダイエットなどでお肉を食べて痩せる方法がおすすめされるようになってきています。
たんぱく質がしっかりとれるため、引き締まったボディラインを目指すことができるお肉と、ダイエット効果を期待できる酢玉ねぎの相乗効果を期待したい食べ方です。
肉はモモ肉やヒレ肉などの赤身を選びましょう!
サンドイッチに!
ハムやツナ・レタスなどと一緒にサンドイッチにするのもおすすめです。
パンはあまりダイエット向きではないと聞くことも多いですが、それでもやっぱり食べたい!という方もいらっしゃると思います。
そんな方はぜひ野菜たっぷりで作りましょう!
玉ねぎなら何にでも合いそうな気がします!
味の濃いテリヤキチキンと一緒に作っても美味しそうな気がします!
もちろんレタスもたっぷり使ってくださいね!
酢玉ねぎの注意点
食べすぎに注意!
酢と玉ねぎはどちらも食べすぎには気をつけたい食材です。
まず酢ですが、食べすぎてしまうと酸によって胃痛を起こしてしまう可能性があります。
特に空腹時に食べたり、量を取りすぎてしまうことで起こってしまう可能性があるので、胃が弱い方は少しずつ始めるか、一日置きではじめてみるなど、様子を見ながら食べることをおすすめします。
また、とりすぎてしまうと貧血を起こしてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
次に玉ねぎです。
1日の摂取目安量は1/4と書きましたが、これは摂りすぎてしまうと下痢や腹痛などを起こしてしまう可能性があるからです。
さらにこちらも胃痛や吐き気に繋がってしまう可能性があります。
とはいえ、逆にとらえればたった1日1/4だけでいいのなら負担にならず、続けやすい気がしますよね!
飽きずに続けることがダイエットでは大切になるため、その面ではストレスなく続けやすいと思います!