テレビでも特集されるなど、注目を集めてきているえごま油。ダイエットや美肌・便秘の解消など、様々な効果を得ることができます。
油といえばオリーブオイルやココナッツオイル、亜麻仁オイルなど様々なオイルがブームになりましたが、このえごま油の効果も負けてはいません!
摂る時間によっても効果の出方が変わってくるようです。
特に夜寝る前に摂るのが効果的なんだとか。
味はすこし独特なので、苦手な方はお味噌汁などの味の濃いものに加えて食べるなど、食べ方を工夫してみるといいもおもいます。
ダイエット効果が期待できる油なので、ぜひ試してみてください。
えごまとは
えごまとはシソ科の植物です。
タネを植えておくと大葉のような葉に育ちます。
葉自体は少し苦味があり、独特な風味がするので苦手とする方も多いかもしれません。
葉はもちろん、タネも食べることができます。
私の住んでいる地域では〝五平餅〟というご飯を潰して焼いたものがあるのですがそれにも使われています。
焼きおにぎりのようなものを想像してもらえばわかりやすいと思いますが、それにくるみや味噌を使った食べをかけて食べるのですが、そのタレにも使われたりしています。
普段料理に使う油といえばサラダ油やオリーブオイルが多いかと思います。
最近になって聞くようになってきたえごま油は、実は平安時代からあるというので驚きです。
えごま油の成分
えごま油が注目されるようになったのはその成分にあります。
まず、この油の主な成分は、体内で作ることができない必須脂肪酸の〝α-リノレン酸〟です。こちらも最近取り上げられることが増えているので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
このα-リノレン酸にとても素晴らしい効果があるのです。
それはまた後からご紹介していきます。
他には
- 多価不飽和脂肪酸
- リノール酸
が主に含まれています。
このえごま油の成分は熱や太陽光に弱いそうです。
そのため、保存するときは冷蔵庫にいれておきましょう。料理に使う際は加熱して使うのは避けましょう。
購入する際にも箱に入っているものなら日光に当たっている心配がないので、そのようなものを選ぶといいですね。
ちなみに購入すらときは他にも
- 低温圧搾
- 国産
のものを選ぶと良さそうです。
エゴマオイルダイエットとは
このダイエットは食事にえごま油をとり入れて痩せやすい身体を作ってダイエットをする方法です。
効果をしっかり出すためには毎日摂るようにしましょう。
比較的リバウンドが少ないと聞きますが、その分即効性もないダイエットです。
すぐに脂肪を燃やして痩せやすくしてくれるというよりは、痩せやすい体質を作ることでダイエットができるというものなので、焦らずに長期的に摂取していきましょう。
結果をすぐに出したい方は他のダイエットと一緒に行ったり運動を取り入れることでダイエット効果が上がりそうです。
えごま油ダイエットの方法
やり方は簡単です。
えごま油を毎日摂取するだけ!
食事は毎日摂るものなので、食事と一緒に摂れば簡単に取り入れられますよね。
以前〝私の何がいけないの〟という番組で行なっていたダイエット方法では、夜の10:00~2:00の間にスプーン一杯を飲んでいました。
この時間帯は腸が活発に働く時間なので、腸活をするにはとてもいい時間なんだそうです。
特に便秘や肌荒れに悩んでいる方はこの時間帯がおすすめです。便秘の改善もダイエットに繋がります。
そうでない方でダイエット効果を特に期待している方は、朝に取り入れるようにしましょう。
朝に取り入れることでなんと、脂肪の燃焼率が10倍近くにもなるそうです。
朝ならお味噌汁や、スムージー、青汁なんかに混ぜてしまえば、あまり味も気にせず取り入れられそうですね。
えごま油を摂る時間は寝る前がおすすめ!?
ダイエット方法にも書きましたが、摂取する時間によっても効果が変わってくるようです。
朝:ダイエット効果
脂肪の燃焼率が10倍にもなるので痩せやすくなる
寝る前(夜の10:00~2:00):美肌・便秘
ゴールデンタイムと呼ばれるこの時間に睡眠を摂ると肌にもダイエットにも良いと言われているのはご存知かとおもいますが、この時間にえごま油を摂ることもまた、美肌やダイエットに効果があります。
この時間は腸が活発になっているため、この時間に飲むことで腸内環境を整えることができます。流行っている〝腸活〟ができちゃいますね。
それにより、美肌効果や便秘の解消ができます。
ちなみに腸内環境を整えることはこの2つの効果だけでなく
- ダイエット効果
- デトックス
- 疲労回復
など様々な効果があります。
朝と寝る前の2回に分けて摂取するのが良いのかもしれないですね。
えごま油とごま油との違いは?
ごま油とはゴマの種子を原料に作られています。
一方でこのえごま油はシソ科の植物を原料にしています。
似ているのは名前だけで中身は全然違いそうですね。
ちなみにえごま油はオメガ3系のオイルです。
オメガ3系のオイルは、主成分のα-リノレン酸が体内でDHAやEPAに変わります。
特にEPAには高いダイエット効果が期待できます。
そして、ゴマ油はオメガ6系のオイルです。
こちらの主成分はリノール酸でこちらも体内では作れない脂肪酸なのですが、これは実は加工食品や外食で知らず知らずのうちに取り入れているので、積極的にとらなくても大丈夫です。
原材料も主成分も全然ちがうこの2つが比較されるのはきっと名前が似ているせいなんですね。
えごまオイルダイエットの効果
このオイルの効果が話題になったのには〝α-リノレン酸〟の効果のすごさにあります。
このα-リノレン酸はオメガ3系のオイルに多く含まれており、摂取すると体内でDHAとEPAに変わります。
青魚に多く含まれていると有名なDHAとEPAですが、私の中でこれらの栄養素は頭が良くなる効果のイメージがとても強かったのですが、この2つの栄養素にはとても多くの嬉しい効果があります。
DHA
まずはDHAについてご紹介します。
DHAには
・中性脂肪やコレステロールを下げる
・血液がサラサラになるため代謝があがる
・学習能力や運動能力の向上
・ストレスを緩和する
・うつ病予防
・アルツハイマー予防
・アレルギーやアトピーを緩和する
・乳幼児の脳や神経の発達をよくする
・生活習慣病を予防する
など、これほどたくさんの効果があります。
子供の頃にもっと摂っておけばよかったと思ってしまいます。
ダイエットに関しては上の2つが関係してきます。
特にダイエットをしていると、代謝を上げることがとても大切になってきます。
代謝が高ければ同じような日常生活でも消費できるエネルギー量が増えるため、痩せやすく太りにくい体質を作ることができます。
嬉しいですよね。
どうしても歳を重ねるごとに代謝も落ちてしまうので、積極的に代謝をあげたいですね。
余談ですが、母乳育児中に母親がDHAをしっかり摂ると頭のいい赤ちゃんになるというお話も聞いたことがあります。
母乳育児中の方は産後ダイエットにもなるのでぜひ摂取したいですね。
EPA
次にEPAの効果です。
どちらかというとダイエット効果が高いのはこちらになります。
EPAの効果
・余分な脂質や糖質の代謝を上げる
・血糖値の上昇を防ぐ
・満腹感を得られるため食欲を抑えられる
・運動をしたときのダイエット効果があがる
・コレステロールの排出をサポートする
・血液をさらさらにする
・体脂肪を燃焼する
・筋肉をつきやすくするため、痩せやすく太りにくい体がつくれる
などの効果があります。
この中の上の3つは、EPAをとることで分泌されるGLP-1というホルモンの効果です。このホルモンがダイエットにいいととても話題になりました。
このホルモンはアメリカで痩せるための治療薬にも使われているほど素晴らしいホルモンなのです。
それだけではありません。
EPAを摂ると、摂っていない時に比べて運動での脂肪燃焼率が9倍にもなるそうです!9倍はすごいですよね。
この油でのダイエットはどちらかというと痩せやすい体質を作ってから痩せていく方が多いようなので、即効性のあるものではありません。
しかし、運動での脂肪燃焼率が上がるのなら運動を合わせることで、より早くダイエット効果を得ることができそうですね。
この2つはどちらにも血液をさらさらにする効果がありますが、より血液をさらさらにする効果はEPAの方が強くなります。
魚を食べると頭が良くなると言われているのはおもにDHAの効果です。
そして、この2つは一緒に摂ることでさらに効果が強くなります。えごま油なら同時に2つとも摂ることができるので、それも嬉しいところですね。
便秘解消
ダイエットといえば脂質や糖質を減らすことが良いというイメージありませんか。
あながち間違ってはいないのですが、ダイエット中に控えたい脂質というのは酸化している油です。
お惣菜の揚げ物やスナック菓子などは作ってから時間が経ってしまっているため、油が酸化してしまっています。この油は質が悪くなっており、脂肪として蓄えられやすい状態になっています。
だからといって油系を完全にやめてしまうことは便秘の原因にもなります。
それは、油には便を排出するときに潤滑油のような役割をしてくれるという働きもあるので、完全にやめてしまうと潤滑油がなくなってしまい、便秘になりやすくなります。
そうならないためにも油は必要です。
そしてこのえごま油には便秘を解消する効果があります。
特に腸が活発に動く、夜の10:00~2:00に摂るのがいいそうです。便秘の改善をしたい方はこの時間に摂ることから始めるといいかもしれないですね。
えごま油を食べても効果なかったという方は、時間帯や摂取量を見直してみましょう。そして、少しの間続けてみるのが良いかもしれないですね。
美肌効果
えごま油にはターンオーバーのリズムを整える効果があります。
ターンオーバーというのは肌の生まれ変わりのサイクルのことで、約28日周期です。
このターンオーバーは
- 睡眠不足
- 食生活
- 加齢
- たばこ
- アルコール
- ストレス
- 紫外線
などが原因で乱れてしまいます。これが乱れてしまうと、
- シミ、シワ
- ニキビ
- 乾燥肌、敏感肌
などの肌トラブルの原因になります。
そこでえごま油です。
えごま油をとることでターンオーバーの乱れを整えることができれば、これらを改善することができます。
肌の生まれ変わりは約28日なので、最低でもそのくらいは続けた方が効果がありそうですね。
〝私の何がいけないの〟という番組でざわちんさんがこのえごま油を試していたのですが、ビフォーアフターの写真を見ると肌のツヤ感が全然違っていました。
一ヶ月で効果が出るのは嬉しいですね。
えごま油はどんな味?
私が試してみたえごま油は生臭いというのが率直な感想でした。
インターネットで調べてみてもおなじように生臭いという感想を持った方がたくさんいました。他にも、青臭いやにがい・癖があるなどの感想が多かったです。
中にはオリーブオイルよりは食べやすいという方もいました。
どの油でもそうかもしれませんが、油のみを飲むのは少しつらいかもしれませんね。
美肌やダイエットのために頑張れる方はぜひそのまま摂取しましょう。そうでない方は無理をせずに料理と一緒に摂るようにしましょう。
味の濃いものにかけて食べればそれほど気にならなくなります!
えごま油の摂取目安量
この油の効果を感じるためには1日で小さじ1以上を摂るのがいいと言われています。
この油に含まれているα-リノレン酸は体内で作ることができないため、食事の時にしっかりと摂りたいですよね。
小さじ1ならカルパッチョやドレッシングにしてしまえば簡単に摂取できそうですね。
油なので炒め物にも使いたいところですが、この油は加熱すると酸化してしまうスピードが早くなります。
酸化した油はダイエットや健康どころか、体内に脂肪として蓄えられやすくなってしまうため、少し厄介です。
そのため、上にも書いたようにカルパッチョやドレッシングに使うことをお勧めします。
お肉などに使う場合は焼いた後にかけるようにしましよう。
お味噌汁なんかにかけても良さそうですね。
他にも
- 納豆ご飯
- チヂミや餃子のタレに
- 冷奴
などにも合いそうです。
ちなみにα-リノレン酸ですが、いくら身体にいいからといっても、過剰摂取は避けるようにしましょう。前立腺がんのリスクが高まります。