私がグルテンフリーを始めたきっかけは手湿疹と二の腕の肌荒れでした。
昔から手荒れは酷かったのですが、産後手湿疹として悪化。
尋常じゃないくらいの痒みに毎日襲われていました。
虫刺されなんかどうってことないと思ってしまうほどのこの痒みが毎日ストレスで、どうにか改善したいと思って色々考えた結果、産後から乱れてしまった食生活が原因ではないかと考えました。
昔はしっかり自炊をしていたし、パンなどの小麦製品もあまり口にしませんでした。
それが産後、初めての育児で思うように時間がとれず、簡単に食べれるものとして選んでいたのが、パンやカロリーメイトです。
さらに、母乳育児のため、脂質や糖質が低いおやつを調べたら、ビスケットや赤ちゃん用のお菓子がいいとあったので、パンなどに加えて、ビスケットもよく食べるようになっていました。
原因はこれかな?と思い、グルテンフリーについて調べたところ、グルテン不耐性だと手湿疹がでるということが判明。
直ぐにグルテンフリーを試してみることにしました。
小麦製品にも依存性があるらしく、いきなり辞めるのが難しかったため、まずはパンをグルテンフリーの米粉パンに変更。
味は普通のパンよりは微妙ですが慣れると美味しく感じます。
それからお菓子などでも小麦を使っているものは控えました。
お醤油やドレッシングで小麦不使用のものが見つからなかったので、こちらは今まで通りに摂っていましたが、グルテンフリーを始めて3日目、手湿疹の痒みが引いていました。
治ってきている指もありました。
グルテンフリーは最低でも2~3週間行う必要があると聞いていましたが、こんなにも早くに効果が見え始めたのが驚きです。
そしてなんと、開始から5日目、なかなか減らずに悩んでいた体重にも変化が!
とくに最近はダイエット意識したこともしていませんでしたが、少しずつ減り始めています!
ちょうどいい機会なので2週間後、ダイエットの結果もまた書き足したいと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、そんな話題のダイエット方法としても話題のグルテンフリーについてご紹介していきたいと思います。
グルテンフリーとは
海外で話題になって日本にきたグルテンフリーとは〝グルテン〟を食事から抜いた食事療法です。
グルテンとは、主に小麦製品や大麦、ライ麦などに含まれているものでタンパク質の一種です。
タンパク質というとダイエットにはいいのではないの?と思われるかもしれませんが、このグルテンには身体を糖化(酸化)させてしまうという悪影響もあるようで、控えることをお勧めする本などもたくさん出版されています。
パンや焼き菓子が膨らむのや、もっちり感をだすのもグルテンの効果です。
私もよくグルテンフリーのマフィンを焼きますが、なかなか膨らまずに少し残念になります。(身体のことを考えるとそれでいいのですが。)
この方法を行う時には、パンやパンケーキ、うどんやオートミールに加えて、醤油やドレッシング、ビールなどを控える必要があります。
グルテンを抜きたい理由
アレルギーなどの原因になる
小麦アレルギーというとしっくりくるかもしれませんが、その原因の多くはこのグルテンになります。
また、アレルギーではなくても、〝グルテン不耐性〟や〝セリアック病〟の原因になります。
グルテン不耐性の症状
・栄養素が不足する
・体重が増えるまたは減少する
・イライラするなど精神不安定になる
・手湿疹ができる
・二の腕にぶつぶつができる
・生理不順
・頭痛
・疲労感
・集中力がなくなる
・こむら返りやむずむずする感覚がおこる
・乳幼児の発達の影響 など。
一時期、毎晩上半身がむずむずしてすごくイライラする感覚になった時期があったのですが、もしかしたらこれもグルテンの影響だったのかもしれません。
ちなみにこのグルテン不耐性の検査をしようとすると5万円ほどかかるそうです。
また、セリアック病に関しては、病気や障害が発生するリスクがあるようです。
毎日のようにあまり前に食卓に並ぶ小麦製品には、これだけの危険があるんですね。
グルテンフリーが注目されるのも納得です。
身体が糖化する
上記にはアレルギーや病気について書きましたが、こちらはダイエットにも関係してきます。
身体の糖化(酸化)は簡単にいうと身体を錆びさせるということです。これは老化にも繋がります。
さらに、血糖値を上げやすいため太る原因になります。
血糖値が上がるとインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは食事から摂ったブドウ糖を全身へ運ぶためのサポートをするのですが、余ったブドウ糖を脂肪として蓄えてしまうという働きもあります。
身体本来の機能としては大切なのかもしれませんが、栄養過多と言われている現代で、この働きは太るもとですよね。
さらに、血糖値の上昇は食欲を増やす原因にもなるため、その面でも太る原因を作ってしまいます。
このように身体への影響が大きいため、海外ではグルテンフリーが話題になっているんですね。
日本はありがたいことに主食にお米がありますよね。
お米は私たち日本人に合っており、このような危険性も聞きません。
ぜひグルテンフリー生活を試してみませんか。
グルテンフリーダイエットの効果
血糖値の上昇を避けられる
炭水化物には血糖値を上げるものがたくさんありますが、その中でもグルテンが含まれている小麦は特に上がりやすい食材です。
なんと、100害あって1利なしと言われる砂糖よりも上がりやすいという話を聞いたこともあるので驚きです。
血糖値は上昇することでインスリンというホルモンが分泌されます。食事から摂ったブドウ糖を体内に送る大切なサポートをするこのインスリンですが、余ってしまった糖をそのまま脂肪として蓄えるという働きもあります。
食事かまともにとれなかった時代ならありがたいですが、栄養過多と言われている現代では、太りやすくなる一方です。
グルテンフリーを行うことで血糖値を上げるものを避けることができるので、痩せやすい状態を作れます。
もちろん血糖値を上げるものは他にもたくさんありますが、特に上がりやすいのが小麦なのでこれを避けるだけでも変化がありそうですね。
食欲が抑制される
グルテンには食欲を増進させる物質が含まれています。
私は産後、産前の何倍もの量の食事を摂るようになってしまっていました。
授乳のせいでお腹が空くのだと思っていましたが、今考えると産後から摂取量が増えた小麦製品のせいだったのかもしれません。
グルテンフリーを始めて3日目くらいから食欲が減りました。
それまでは、食べ過ぎて苦しいのにまだ何か食べたいという意味のわからない状態になることがよくありましたが、そらがなくなり、さらにちょっとした、空腹時ですらまだ食べなくてもいいかという状態になったのです。
食べ過ぎは太る原因なので、これだけでも食事量が減らせてダイエットには良さそうです。
さらに、血糖値の上昇も食欲を増進させる原因になるのですが、それも防げるので、さらに少食になれそうですね。
ちなみに今まで食欲を抑える方法、いろいろ試してみましたが、私はこれが一番効果的でした。
甘いものを食べたい気持ちがなくなった
これは私の実体験です。
グルテンフリーを始めて4日目、甘いものを食べたいという気持ちがなくなりました。
元々甘いもの依存性ではないかと思うくらい毎日お菓子を食べていました。
ケーキを食べてもそのあとにまだチョコレートを食べるなんてこともあり、1日のお菓子の摂取量ははっきり言って異常だったと思います。
何度か砂糖断ちをしようと思いましたが、それでもチョコレート何粒かを食べてしまうことがしばしば。
ここ一年ほど、甘いものを食べない日はありませんでした。
頑張って減らしてもお菓子3つくらいは食べていました。
そんな私がグルテンフリー4日目、お菓子をやめられたのです。しかも辛いという気持ちが全くありませんでした。
血糖値が関係するのか、食欲の問題なのかわかりませんが、インターネットでブログなどを見ると同じような方が何人もいました。
甘いものをやめられなくて悩んでいる方、ぜひ試してみてください。
逆に、小麦を食べられないストレスで甘いものに走ってしまうという方もいました。
そんな方はグルテンフリーの麺やパンで気を紛らわしてみましょう!私はこれで食べられないストレスがありませんでした。
便通がよくなる
毎日お通じがあるという方でも、実は腸の中には宿便があるということをご存知でしょうか?
それには腸の健康状態も影響していました。
グルテンには腸の壁を傷つけてしまったり、腸の働きを悪くしてしまうという影響があり、便秘や下痢、お腹が張るなどの消化器官のトラブルの原因になりす。
このような悪影響があるグルテンをやめることが腸内環境を整える1番の方法なんだそうです。
グルテンフリーを試した方でぽっこりお腹が解消したというクチコミたくさん見ました。
また、その他に口コミで多かったのが、便通の回数が増えたという内容です。
1日の一回お通じが来ればいいと思っている方が多いと思いますが、実は理想の回数は1日の3回なんだそうです。
1日の一回という方は、まだまだ宿便がありそうですよね。
グルテンフリーは便秘の方でなくてもお通じが改善するようです。
ぽっこりお腹の気になる方やなんとなくスッキリしないという方は一度試してみると良さそうですね。
むくみが改善される
グルテンを控えることで腸内環境が整うという話を書きましたが、これは女性の悩みに多いむくみの対策にもなります。
むくみの原因はたくさんありますが、その中には老廃物や毒素が身体に多いことがあります。
これら老廃物は主に便や尿として排出されるのですが、先ほども書きましたが、グルテンフリーを行った方はお通じが増えたという方がたくさんいました。
これにより毒素がしっかりと排出されるようになります。
さらに、腸内環境が整うことで、血液やリンパの流れが良くなり、さらに老廃物を排出しやすくなるといういい循環がうまれます。
マッサージよりも、根本的な改善ができるため、むくみの気になる方はぜひ試してみてください!
その他グルテンフリーの効果
手湿疹やアレルギーの改善
これは私がグルテンフリーを始めたきっかけにもなったのですが、この生活を始めてすぐにひど過ぎてストレスだった手湿疹が改善方向に向かい始めたのです!
小麦アレルギーと自覚している方はいいのですが、私のようにグルテン不耐性の可能性がある方は、知らずに摂取してしまっていますよね。
それにより、小腸が過剰な反応をしてしまい、消化不良が起きている可能性があります。
まだ検査が保険適用外なので、調べたくても5万円ほどかかってしまうようです。
なので、もしかしたら自分も?と疑いが出てきてしまったらぜひ2〜3週間だけ試して見ましょう。
私のようにすぐに変化が現れ始めるかもしれません!
美肌効果とアンチエイジング
グルテンには身体を糖化(酸化)させてしまう性質があります。これにより細胞は老化が進みやすくなります。
酸化してしまうと、シミやシワなどの原因や、ニキビの原因なります。
腸内環境が悪くなることで血液の流れが悪くなるため、くすみやすくなってしまったりむくみも出始めます。
食事から摂ったいい栄養素をしっかりと送れなくなってしまうことで、さらに肌トラブルが起きてしまいます。
肌に変化が出てきてしまった方はぜひグルテンフリーを行って見ましょう。肌と腸は密接な関係があります。
腸をキレイにすることは美肌つくりの第一歩です。
口コミでも、『透明感が出てきた』『シワが改善してきた』などの嬉しいものをたくさん見ました。
高いエステに通わなくても自然と美肌を作れます!
実際に私も今の段階で、メイクのノリがよくなったことを感じています。
肌トラブルで悩んでいる方、ぜひ生活を改善してみましょう!
その他
・視界がクリアになった
・集中力が上がった
・朝の目覚めがよくなった
・疲れにくくなった
・冷え性が改善してきた
・精神面が安定してきた
・勘が鋭くなった
このような口コミもありました。
グルテンが含まれている食材
小麦製品と聞いて思い浮かぶのはパンや麺類だと思います。しかし、私たちが普段気にせずに口にしているものにも実は小麦が使われています。
小麦が含まれているもの
パン・パンケーキ・麺類(蕎麦ほとんど含まれています)
肉まん・たこ焼き・天ぷら・ピザ・揚げ物(市販のフライドポテトにも含まれている場合が多い)
餃子・シュウマイなどの皮
醤油・ドレッシング・マヨネーズ・ソース・スパイス
ビール・ケーキなどのスポンジ系・シリアル・ドーナツ・マフィン・スコーン・クッキーなどの焼き菓子・スナック菓子
シチュー・カレー・ハンバーグ など。
書き出したものはごく一部です。
ぜひ、購入するときに商品の表示を確認する癖をつけましょう。
また、普段家で料理をする場合、私は唐揚げやフライドポテト、チャーハンなどには小麦は使わないのですが、市販のアレルギー表示を確認すると、これらにも使われている場合が多いです。
外食はアレルギー表示を確認したり、なるべく自炊をするなどの工夫も必要になりそうですね。
伊達式グルテンフリーダイエットのやり方
2017.1.11に放送された〝おデブがアイドルに大変身!ダイエット総選挙2017〟では、伊達式のグルテンフリーダイエットが取り入れられていました。
このダイエットは
・小麦製品禁止
・肉や魚などのタンパク質をしっかりとる
というものです。
小麦製品というとパンや麺類が思い浮かぶと思いますがそれだけではありません。
上に少し書き出しましたが、それだけではありません。
このダイエットを行う時は買うときに裏の表示を確認する癖をつけるとよさそうですね。
パンや麺類がNGなので低糖質ダイエットのようになりそうですが、お米や100パーセントそば粉のそばは大丈夫なので、それらからしっかりと糖質を摂るようにしましょう。
お菓子も和菓子系だと小麦ではなく、豆を原料としたもので生地が作られているものもあります。
そのようなものや、小麦を含まない高カカオチョコレートなどを選びましょう。
ちなみに私は米粉やおからで焼き菓子を作ったりしていました。
グルテンフリーで起こる好転反応とは
ファスティングなどでよく耳にする好転反応はグルテンフリーダイエットでも起こる場合があります。
好転反応とは、身体がその状態になれるまでの一時的な反応です。
肌荒れを改善すらために始めても、毒素を出すために一度肌荒れがひどくなるという方もいます。
私は3日目くらいから頭痛とめまいがしていました。
もしかしたらこれもそうかもしれないです。
他にも倦怠感が現れる場合もあるそうです。
これらはいい方向に向かう前兆と前向きに考えましょう!
また、好転反応とは少し違うかもしれませんが、依存性のグルテンを抜く反動で甘いものが食べたくなってしまう方もいるそうです。
私はグルテンをやめたら甘いものを食べたい欲がなくなったので、こちらは個人差がありそうですね。