下半身太りといえば多くの女性の悩みではないでしょうか。
エステティシャン時代、ダイエットのコースを行なっても、やはり結果が出やすいのは上半身からでした。
下半身太りの原因は様々ですが、特に食べ物も多いく関係してきます。
痩せるのが困難なら、はじめから太ってしまわないように対策を立ててしまいましょう!
私もいろいろとダイエットや美容にいいと言われることを試してきましたが、やはり一番効果があるのは食生活の改善でした。
食生活を変えるだけで、痩せやすくなるだけでなく、美肌や疲れにくい身体を手に入れることができます。
下半身が太くなってしまう原因の後に食べ物もご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
下半身太りの原因とは
むくみ
女性の悩みでトップになることもあるむくみ。
仕事で座りっぱなし、または立ちっぱなしだとすぐにむくんでしまいますよね。
実はこのむくみこそ下半身太りの原因になります。
むくむ原因はたくさんありますが、それにより不要な水分や老廃物が溜まってしまい起こることが多く、その原因を解消することが大切です。
そして、その日のうちに解消しなければ太る原因に繋がります。それは、放置してしまうとセルライトになってしまうからです。
セルライトを脂肪だと思っている方も多いですが、簡単に言うと脂肪ではなく老廃物の塊です。
溜まった老廃物は体内の膠原線維(コラーゲン)と絡んでしまいガチガチに固まります。
こうなってしまうと、血行やリンパの流れが悪くなってしまい、さらにむくみやすくなったり、太りやすくなります。
むくむ原因としては
・塩分の摂りすぎ
・糖分の摂りすぎ
・ふくらはぎの筋肉不足
・長時間同じ姿勢でいること
などがあります。
働いていると4つ目はなかなか避けられませんが、特に上2つは自分で改善できますよね。
ぜひ、食生活を見直しましょう。
また、私にとって一番効果的だったのが〝生姜ココア〟です。
毎朝飲むことで3日目くらいから効果を実感できました。
詳しくはこちらをご覧ください。
骨盤の歪み
骨盤や体の歪みが太る原因になるというのは聞いたことありますか?
骨盤が歪むことで血行やリンパの流れが悪くなってしまうと、これもまた、老廃物の流れが悪くなり、むくみやセルライトの原因になります。
それにより冷えてしまうと、脂肪を溜め込みやすい体になります。
また、骨盤の歪みにより〝大転子〟と呼ばれる場所が開いてしまい、見た目がスリムではなくなります。
これは、骨盤の下、足の付け根付近で両足を交互に動かしたときに動く骨のことです。
ここが開いてしまっているだけで、サイズを合わせたはずのパンツなどが履けなくなってしまいます。
これが開いてしまっていると、ヒップが大きく見えてしまうだけでなく、ここからさらに下半身が太る原因にもなります。
これらには原因があるので、まず、そこから改善していきましょう。
歪む原因
・いつも同じ肩でバックを持つ
・片足に重心をかけた立ち方をする
・座るときに足を組む
・腕を組んだり頬杖をする
・寝るときに横向きが多い
・がに股
など。
私も昔はよく片足に重心をかけた立ち方をしていたり、座るときに足を組んだりしていました。
その頃は電車通学だったので、電車に乗っているときは特に意識して改善したところ、それだけで少し痩せたのを覚えています。
それだけ影響力があるので、これ以上太ってしまわないためにもぜひ改善しましょう。
次に骨盤の歪みチェックです。
・両足を揃えて立ったときに、膝やくるぶし、膝上、太ももがつかない
・靴のすり減り方が左右で違う、または内側もしくは外側だけ擦りへる
・何もないところでつまずく
・仰向けに寝たとき左右の足の先の開き方が違う
・気づくとスカートが回っている
など。
自宅で簡単に矯正するストレッチや整体、整骨院に行くなど様々な改善方法があります。
一度プロの手に任せてみてもいいかもしれないですね。
冷え
冷えがダイエットに良くないというのはもうご存知かもしれません。冷えている部分ほど脂肪がつくという話も聞いたことはありませんか。
特に下半身(脂肪がつきやすい太ももやヒップ)は冷えやすい部分です。
冷えてしまうと代謝が落ちてしまい、脂肪をつけやすい体になります。
さらに血行やリンパの流れが悪くなり、老廃物や余分な水分を溜め込みやすくなります。
これらにより脂肪がつきやすくなってしまったり、セルライトが作られてしまい、下半身太りの原因となります。
フライパンの油などを想像していただけるとわかりやすいのですが、冷えてしまった油は洗ってもなかなか流れませんが、温度が高くなるにつれて流れやすくなりますよね。
体脂肪もそれと似たような状態になるため、冷えてしまっているとなかなか落とせないです。
ヒップや太ももを触ってみて冷たい方はまず冷え性の改善から行いましょう。
このタイプの冷え性の方は体の中からは冷えてしまっている可能性があるため、生姜料理や温かい食べ物・飲み物を意識したり、シャワーで済ませずに入浴したりすると効果的です。
筋肉不足
女の子ならムキムキの足よりも筋肉の少ない細っそりした足の方がいいのでは?と思われるかもしれませんが、筋肉量が少なすぎても太る原因になります。
特にふくらはぎの筋肉は、心臓から流れてきた血液やリンパの流れを戻すポンプのような役割をします。
そのため、ふくらはぎの筋肉不足では、その働きができなくなってしまい、むくみに繋がります。
はじめの方で書いたように、むくんでしまうと溜まった老廃物がやがてセルライトとなるため、下半身太りの原因になります。
セルライトは脂肪よりも落とすのが難しいため、ついてしまわないようにしたいですね。
また、ヒップや太ももの筋肉不足もまた、太って見える原因になります。
ヒップの筋肉不足では、たるんだヒップになってしまい、太ももとの境がはっきりしないため、太ももが太っているように見えます。
太ももの筋肉が少ないと、これもまたたるんで見え、膝上などに脂肪が乗ってしまいます。
運動してムキムキになるのが嫌だと考える方もいるかと思います。
そのような方はぜひ筋トレではなく、有酸素運動をしましょう。
マラソン選手と短距離走の選手の体型を思い出してもらうとわかりやすいのですが、マラソン選手は細っそりとしていますよね。
有酸素運動は内側の筋肉を鍛える運動なので、ムキムキ感はあまり出ません。
逆に筋トレなどの瞬発的な筋肉は短距離走の選手のような筋肉をつけるので、気になる方は有酸素運動をしましょう?
下半身が太る原因になる食べ物
食べ物もまた、下半身太りを作る原因です。
運動よりも食生活の改善の方が簡単にできます。
私もいろいろと食生活を改善してみて感じましたが、綺麗になるためにも食生活の改善は欠かせないと思います。
太りやすい食べ物は避け、健康的に痩せましょう!
脂肪分の多い食べ物
遺伝子検査などでよく言われるのが、脂肪は下半身につきやすく、糖質はお腹につきやすいと言われます。
その中でも特に怖いのが〝トランス脂肪酸〟です。
これは人工的な油脂で、私たちの身体に蓄積しやすい脂肪分です。
これは、悪玉コレステロールを増やしてしまうという欠点があります。
悪玉コレステロールが増えることで血液の流れが悪くなってしまうため、代謝が落ちやすくなります。
もっとひどくなると脳梗塞な心筋梗塞などの病院を引き起こす可能性もあります。
ダイエットをしているのになぜか痩せないという方は、このトランス脂肪酸を取り過ぎている(摂り過ぎていた)可能性があるのできをつけましょう。
ちなみに、肥満や病気だけでなく、アトピーや乳児の体重低下・流産なども報告されています。
トランス脂肪酸を多く含むもの
菓子パン・マーガリン・ピーナッツバター・ドーナツ
ケーキ・クッキー・アイスクリーム・ポテトチップス
プライドポテト・ナゲット・カップ麺
シチューやカレーのルゥ・一部冷凍食品 など。
これらは、トランス脂肪酸だけでなく、塩分や糖分も一緒に摂取してしまうので、ダイエット向きのものではないですよね。
痩せにくい体を作ってしまわないようにきをつけましょう。
塩分の多い食べ物
塩分の多い食べ物はむくみの原因になります。
むくみは老廃物を溜め込むため、セルライトの原因になり、特に痩せにくい下半身をつくってしまいます。
現代人は塩分を摂り過ぎだと言われています。
特に外食やコンビニ弁当などは美味しい分味付けが濃いため、一食だけでも摂取量が多くなってしまいます。
ダイエットをするなら糖質を控えるといいというのは、凄く有名になったと思いますが、塩分に関しては気にしてない方が多いのではないでしょうか。
しかし、〝塩抜きダイエット〟というものがあるくらい、ダイエットと塩分は関係してきます。
糖質と同じくらい塩分には気をつけましょう。
自炊をするだけでも味付けの調節ができるので効果的です。
ダイエットにいいと言われているナッツ類を食べるときは塩分不使用のものを選びましょう。
スナック菓子やお煎餅などは塩分が多いので控えましょう。
カップ麺やレトルト食品、加工食品にも気をつけます。
ざっと挙げただけでもこれだけあるので、いきなりでなくても徐々に減らしていけるとよさそうですね。
また、トランス脂肪酸を排出するためにはオメガ3を摂るといいと言われています。
ダイエット効果も高いので是非積極的に摂りましょう。
オメガ3が多い食材
ナッツ(特にくるみ)・青魚・オリーブオイル・えごま油・豆類(特に枝豆)・チアシード など。
熱に弱いため加熱せずに食べる方法をとりましょう!
白砂糖が含まれている食べ物
最近、砂糖の危険性が知られるようになり、家庭で使う甘味料を気にする方が増えてきていると思います。
しかし、市販のもので砂糖を使われていないものを探すと意外と少ないんです。
白砂糖には中毒性もあり、甘いものを食べないと気が済まないという方も多いのではないでしょうか。
1つだけ食べるつもりが、気がついたら全部終わっていたなんて経験のある方も多いと思います。
私も少し前まで異常なくらい毎日お菓子を食べていました。今考えると恐ろしいです。
白い砂糖が太りやすい理由は主に2つあります。
血糖値をあげる
1つ目は血糖値です。
血糖値が上がり過ぎてしまうと、インスリンという脂肪を蓄積させるホルモンが多く分泌されてしまうため、太りやすくなります。
体を冷やす
2つ目は身体を冷やすことです。
冷えは血行が悪くなる原因になり、血行が悪くなると、老廃物の排出がうまくできなくなってしまい、太りやすくなります。
(ほとんどの砂糖は身体を冷やします。冷やさない砂糖はてんさい糖がおすすめです。)
こらにより下半身太りはもちろん、全身が太りやすくなる原因になります。
砂糖はやめないといけないとわかっていも、簡単にできることではないですよね。
少しずつ量を減らすとこらから始めましょう。
ちにみにわたしはグルテンフリーの生活を始めたら、あんなに食べていたお菓子をあっさり辞められました。
辞められなくて悩んでいる方、ぜひ試してみてください。
下半身太りを避ける食べ物とは!
カリウムが多いもの
塩分がむくみの原因になるのなら、その塩分を排出する食べ物を食べましょう!
塩分を控えることはもちろんですが、それでもどうしても完全に辞めることもできませんし、付き合いがあれば外食になってしまうときもありますよね。
そんなときはカリウムが豊富に含まれているものがおすすめです。
カリウムには塩分を排出する効果があるため、むくみ対策にはぴったりな食べ物です。
加えて利尿作用がある物も一緒に摂ることをおすすめします。
(利尿作用のあるものの摂り過ぎも太る原因になりますのでほどほどに。)
カリウムが多い食材はこちら
パセリ・納豆・アボカド・バナナ・昆布・わかめ・ひじき・切干大根 など。
熱には強いですが、水に溶けやすい性質があるため、そのまま食べられるものがよさそうですね。
水
水にはデトックス効果があるため、老廃物の排出にぴったりです。
老廃物が下半身太りに影響する理由は散々書きましたが、ただの水にもその排出効果があるのです。
水をしっかり摂ることは体内の循環をよくするため、血液の流れもよくすることからデトックス効果があると言われています。
水でむくむと思っている方もいるかと思いますが、それは、砂糖や塩分と水が一緒になるのがいけないため、これらを摂り過ぎていなければ、水は積極的に飲んだ方がいいのです。
ダイエット中は1.5~2ℓくらいを目安に飲みましょう。
また、朝一で水を飲むと、寝ている内臓を起こし、寝ている間に消化活動によってでた老廃物をしっかりと排出する効果もあります。
なので、朝起きたらすぐ、水もしくは白湯を飲むようにしましょう!
身体を温める食材
冷えは太る原因になると書きましたが、特に内臓の冷えもふとる原因になります。
足や手先の冷え性を実感している方は多いと思いますが、内臓の冷えを意識したことはありますか?
たぶんない方がほとんどだと思います。
お腹に手を当ててみてください。
冷えていませんか?
冷えているという方は要注意です。
内臓、特に腸は多くの血管と繋がっています。そのため、腸の冷えは血行不良を招き、老廃物の溜まりやすい身体を作ってしまいます。
そこでおすすめなのが生姜です。
身体を温める効果のある生姜で身体の芯から温めましょう。
生の生姜、生姜パウダー、生姜チューブなどたくさんの種類がありますが、これら全てが身体を芯から温める効果があるわけではありません。
この中でおすすめなのは生姜パウダーです。
生姜チューブは逆に身体の芯を冷やしてしまう可能性があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
腸冷え改善は私もむくみの酷い時期に試したのですが、とても効果的でした!
お腹にホッカイロを貼るという方法もありますので、内側、外側両方からケアしましょう!
その他下半身痩せにはこれ!
マッサージ
最近話題になったぺこ&りゅうちぇるのぺこさんも行なっていた方法です。
劇的に痩せた裏ではマッサージをすごく頑張っていたようでした。
脂肪を潰すようにマッサージしたり、リンパを流したり、セルライトローラーを行ったりした結果だ、見事な脚やせも披露していました。
痣ができるくらいマッサージをしていた時もあるようです。
マッサージには老廃物の排出を促進する効果や筋肉のこりをほぐす効果があるため、直接的にアタックできます。
食事で改善したらマッサージで外側からのケアも行いましょう。
お風呂の中や、お風呂上がりは特に身体が温まっているのでおすめです。
わたしは反復浴を行って、お風呂を出る直前に手のマッサージとセルライトローラーを行ったら、少しずつ細くなってきたのを実感しています。
ぜひ毎日の習慣にしましょう。
ストレッチ
最近では開脚ダイエットというものが話題になってきていますが、ストレッチもまた下半身痩せに効果的です。
体が硬いと血液やリンパの流れが悪くなってしまうため、老廃物が溜まりやすくなります。
それを解消するためには毎日のストレッチがおすすめです。
こちらもお風呂上がりの身体が温まっている時に行うのが効果的なのでマッサージと合わせて行うようにしましょう。
また、開脚にはホルモンバランスを整える効果もあるため、生理前なんかはぜひ行ってください。
スクワット
下半身やせの運動といえばスクワットです。
スクワットは最もダイエット効果のある筋トレだと言われています。
特に、下半身の筋肉を重点的に鍛えられるため、ぜひ毎日行いましょう。
ながら運動として取り入れられるので、歯磨き中などに行うようにすれば毎日忘れずにできそうですね。
また、最近ではスクワットと似た体勢をとる空気イスが海外で話題となっているようなので、こちらもぜひ毎日の習慣にしましょう!