ダイエット中に取り入れる方が多いこんにゃく。
これを使った〝氷こんにゃく〟というのが少し前から話題になっていました。
なんと、未だに雑誌で特集されるほど効果があるようです。
大幅に痩せたという口コミもちらほらみられました!
そんな氷こんにゃくは、普通のこんにゃくの状態とは違って、お肉のような食感が楽しめます。
それにより、こんにゃくステーキや唐揚げなどのレシピまであります。
もちろん普通のものと同じように、煮物やおでんにも入れられます。
氷こんにゃくがおすすめされている理由や効果など、ご紹介していきたいと思います。
氷こんにゃくとは
こんにゃくを一度凍らせ、それを解凍して水気を少し抜いたものです。
これにより、普通のものよりも水分が抜けるため歯ごたえがでます。普通のこんにゃくでも充分歯ごたえはありますが、それ以上となると満腹感が出そうですよね。
お肉に似た食感にもなるため、カロリーが気になるけどお肉にも食べたいなんて方にもおすすめです。
しかも低コストで済むというのも嬉しいところですね。
作る際には一晩冷凍しなくてはいけないので、買ってすぐに始められる方法ではありませんが、何日分かまとめて冷凍しておくと良さそうですね。
そもそもこんにゃくとは
こんにゃくの原料は芋です。サトイモ科のこんにゃく芋というものからできています。これをすりおろし、練った後に炭酸ナトリウムと一緒に固められたものを言います。
芋なら炭水化物が高いのでは?と思ってしまいましたが、原料の約97%は水分なため、カロリーも炭水化物もとても低くなります。
逆に考えると栄養価が全体的に少ないというのが欠点かもしれないですね。
ダイエットに取り入れるなら、満腹感もでて食事量を減らせるという嬉しい点もありますが、必要なタンパク質が少量しかとれません。
なので、タンパク質は意識して取り入れる必要がありそうです!
こんにゃくの栄養素
低カロリーで痩せたい方にはもってこいなこんにゃくには、実は嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
・カロリーは100gでわずか5kcal!
・水溶性食物繊維のグルコマンナン
・骨の強化に必要なカルシウム
・むくみに効果的なカリウム
・貧血予防になる鉄分
・鉄分を運ぶ働きをする胴
・エネルギーを蓄えるリン
・タンパク質の合成に必要な酵素の1つの亜鉛
など。
たくさんの栄養素が含まれていますが、微量にしか含まれていない栄養素もあります。
特に代謝を上げるために必要なタンパク質や、ビタミン・ミネラルはほとんど含まれていません。
なので、この方法でのダイエットを行うのであれば、他のものでしっかりと栄養素を補いましょう。
氷こんにゃくダイエットの効果
血糖値の上昇を緩やかにする
こんにゃくには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維といえば便秘の解消というイメージが強いですよね。
しかしそれだけではありません!
食物繊維は糖質の吸収を緩やかにするため、血糖値の上昇も緩やかにする働きがあります。
血糖値は急激に上がりすぎてしまうと体内でインスリンというホルモンが分泌されます。
このインスリン、私たちの体にはとても大切なものですが、その反面、糖を脂肪として蓄えてしまうというちょっと厄介な面もあります。
しかし、このこんにゃくは低糖質なため、血糖値が急激に上がることはありません。
さらに、糖の吸収を緩やかにする食物繊維も豊富に含まれているため、インスリンの過剰分泌を控えることができます。
食物繊維は便秘にいいだけでなく、痩せるためにもとても大切ですね!
便秘の解消
便秘を解消すると痩せるというのを聞いたことはありますか?
便がなくなった分軽くなるだけでしょ?と思う方もいるかもしれませんが、便秘の解消がダイエットにいいのはちゃんと理由があるんです。
腸は栄養素を吸収する場所です。
そこに便が溜まっていまっていると、腸は便からも栄養素を吸収してしまうため、余分なカロリーや老廃物が血液を通って全身に運ばれてしまいます。
血液注意に老廃物が多いと血行が悪くなってしまうため、代謝が落ち、太りやすい体質になってしまいます。
そのため、便秘の解消は痩せるためには欠かせません!
便秘が解消されて腸内がすっきりすると、ぽっこりお腹に効果があるだけでなく、血液注意やリンパにある老廃物の排出を促すことができるため、代謝が上がりやすくなるのです。
同時にデトックスもできちゃいますね!
痩せないのならまず便秘の解消を始めましょう!
カルシウムによるダイエット効果
カルシウムは骨の強化のイメージが強いので、あまりダイエットのイメージはないですよね。
しかし、不足すると太りやすい体質を作ってしまうためとても大切な栄養素です。
私たちの血液の中にもカルシウムは含まれています。
そのカルシウム濃度が下がってしまうと、脂肪細胞からカルシウムを移すのですが、実はこの時に、脂肪をつくる酵素まで一緒に分泌してしまうため、カルシウム不足は太りやすくなります。
さらに、精神安定効果もあるので、ストレスからの暴飲暴食の可能性まで出てきます。
イライラした時に甘いものが食べたくなった経験はありませんか。
甘いものはダイエットの敵なため、これまた太りやすくなる原因になります。
そのカルシウムもこんにゃくから摂れるというので嬉しいですね。
しかし、カルシウムの1日の摂取目安量を摂ろうとすると、普通に食事をしていても不足しやすいので、こんにゃく以外からもしっかり摂るようにしましょう!
美肌効果
このダイエットはただ痩せるだけではなく、美肌になって綺麗になりながら痩せられるというとても嬉しいものです。
セラミド
まず、美肌に効果があるのがセラミドという成分です。
この成分はもともと私たちの皮膚にもあり、たかい保湿力を持っています。
保湿と聞くと水分をイメージされるかもしれませんが、このセラミドには水分だけでなく油分も保持してくれます。
この2つのバランスがいいことが美肌効果作りには欠かせません!
外部からの刺激から守ってくれるバリア機能の働きもあるのですが、不足してしまうと、細菌や紫外線のダメージを受けやすくなってしまい、肌トラブルを起こしやすくなります。
そんなセラミドを摂取できるのがこんにゃくです。
食べ物で摂ることで内側からサポートができ、美肌を目指すことができるのです!
ダイエットに関する記事をたくさん書いてきましたが、セラミドが摂れるものは今の所他にありませんでした!
便秘の解消
2つ目は便秘を解消することで美肌効果を得られます。
便秘になった状態では、本来排出されるべき便秘(老廃物)が腸にたくさんあることになります。
腸は栄養素を吸収する場所なのですが、便が溜まってしまっていると、便からもいらないカロリーや栄養素を吸収し、血管を通って全身に送ってしまいます。
ちよっと恐ろしいですよね。
老廃物があることで肌トラブルを起こしやすくなります。
しかし、便秘を解消できればそのリスクが減ります。
便秘がなくなって腸内環境が整えば、血液中の老廃物を排出する効果も上がるので、血液がサラサラになり、くすみやクマなどの改善にも繋がります。
さらに食事から摂ったいい栄養素をしっかりと送れるようになるため、美肌を目指せるのです!
氷こんにゃくでぜひ綺麗になりながらダイエットをしていきましょう!
氷こんにゃくの作り方
1.こんにゃくを適当な大きさに切ります。
(スライスしておけばバラ肉みたいになりますし、角切りなら製氷機を使えて簡単ですね。)
2.1をアク抜きするため、塩もみをして熱湯にくぐらせます
3.冷凍でも使えるタッパーや製氷機にいれて最低一晩凍らせます(ラップはおすすめしません。)
4.自然解凍をしたらキッチンペーパーで水気を切ります
氷こんにゃくはこれで完成です。
あとはお好みの料理に使って食事に取り入れましょう!
手間なレシピを考えなくても焼き肉のタレをかけて食べる方法や、ネギと一緒に串に刺して焼き鳥風にするのもおすすめです。
唐揚げにするのも人気があります!
氷こんにゃくダイエットのやり方
1日3食のうちの1食に氷こんにゃくを使ったメニューを食べます。
この方法は低カロリーにすることができる方法なので、カロリーを抑えたい夕食に取り入れるようにしましょう!
たっぷりの野菜と氷こんにゃくステーキなどでカロリーを抑えつつ、ビタミン・ミネラルがしっかりと摂れるメニューがいいですね。
朝とお昼ご飯ではタンパク質を意識して摂ってください。
いくらダイエットにいいからと食べすぎてしまうと便秘になってしまう可能性があります。
そのため、氷こんにゃくを取り入れる間はいつも以上に水分を摂ることを意識してください。
また、噛み応えがあるので、それだけで満腹感を得られ、食べ過ぎな防止ができます。
ゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう!
ポイント
・低カロリーで済ませたい夜ご飯に取り入れる
・水分をしっかりと摂る
・このダイエット中はビタミン・ミネラル・タンパク質をいつも以上にしっかり摂る
・食べ過ぎない
・噛む回数を意識してゆっくり食べる
氷こんにゃくがダイエットにおすすめな理由
低カロリー&低糖質
とにかくカロリーが低いというのは嬉しいですね。
こんにゃくは100gで約5kcalです。
最近では、カロリーよりも栄養素を重視したダイエット方法が増えてきていますが、それでも気にしてしまいますよね。
しかし、このダイエット方法なら罪悪感なく食べることができるのでストレスにもなりません。
太ると思ったり罪悪感を持ってしまと、それだけで太りやすくなると言われているので、それを避けられますね!
また、低カロリーに加えて低糖質なので、最近流行っている低糖質ダイエットにも取り入れられます。
調理方法も自分で決められるので、糖質制限ダイエットに取り入れる場合は、砂糖を使ったレシピは控えるようにしましょう!
満腹感があり腹持ちがいい
最近、私もこんにゃくを使ったおつまみにハマっているのですが、久しぶりに食べて感じたのが満腹感がすごく得られることと、腹持ちがいいことです。
久しぶりに食べた日、夜お腹いっぱい食べすぎて苦しく感じていたのですが、よく考えればたぶんこんにゃくのせいでした。
そのおかげで次の日の朝の体重には一切影響していませんでした!
食べ物を我慢しなくてはいけないダイエット中に満腹感を得られるのはすごく嬉しいですよね。
しかも嬉しいのはそれだけではなく、その満腹感が持続するということです。
すぐにお腹が空いてしまったら、けっきょく他のものを食べてしまい、結果、カロリーオーバーに繋がります。
そのようなこともないのが氷こんにゃくのおすすめなところです。
お肉代わりになる
ダイエット中に肉を控える方、多いのではないでしょうか。
タンパク質がしっかり摂れるので完全に食べないというのもあまりおすすめできませんが、お肉の種類によっては食べすぎてしまうとカロリーオーバーに繋がります。
特に、エネルギー消費量が減ってしまう夜はお肉は控えたいですよね。
そこで活躍するのが氷こんにゃくです。
口コミを見てもお肉として食べられるという意見ばかりだったので、普通のお肉料理のように調理してしまえば我慢している感がなく過ごせます。
しかも、夜ご飯に食べればカロリーを大幅にカットすることもできるので一石二鳥です。
お肉が好きな方にもぜひ試して見てほしい方法です。
値段が安い
特に主婦さんにはこれは嬉しいですよね。
ダイエット食品や、美容にいいと言われているスーパーフードなどはお値段がかかるものがたくさんあります。
もちろん安いもので痩せるというものもありますが。
あまり高いものだと続けるのが大変ですよね。
でも、このこんにゃくなら比較的低コストですみます。さらに、どのスーパーにも売っているため手に入れやすいというのも嬉しいところですよね!
ある程度痩せるには継続することが大切なので、そういう面でもこのダイエット方法はおすすめです。
氷こんにゃくが失敗する理由
電子レンジで解凍してしまう
わたしは自然解凍をお勧めするのですが、その理由は電子レンジなどで解凍してしまうと水分がとびすぎてパサパサになってしまうからです。
少量の水分はキッチンペーパーで摂るのですが、摂りすぎは食べにくくなってしまうため、やる気も下がってしまいます。
そのため、解凍はぜひ自然解凍にするようにしてください。
アク抜きをしない
こんにゃくは冷凍する前にアク抜きをしましょう。
軽く塩もみをして熱湯にくぐらせるか、沸騰したお湯でしばらく茹でます。
それによりこんにゃく独特の匂いも薄くすることができるのでぜひ冷凍前に行いましょう。
こんにゃく独特の匂いがしてしまったら、お肉の代わりに食べたくてもなんとなく微妙になってしまいそうですよね。
手間ですが欠かさず行いましょう!
切り方が大きすぎる
食感が欲しいからとあまりにも厚すぎたり大きすぎたりしてしまうと固くなってしまい食べにくくなってしまいます。
こんにゃく自体に食べ応えがあるので、薄くしてももちろん歯ごたえは感じられます。
そのため、切るときはあまり大きすぎないようにしましょう。
口コミなどでは、薄いスライスや一口大にしている方が多かったです。
氷こんにゃくの注意点
栄養素バランスに注意!
始めにも書きましたが、こんにゃくは水分が約97%を占めています。そのため、栄養バランスが崩れやすくなります。
特にこんにゃくにはほとんど含まれていないタンパク質・ビタミン・ミネラルをしっかりと摂るようにしましょう。
タンパク質は私たちの体を作るもとです。
そして、筋肉を作るもとでもあり、筋肉量が増えると基礎代謝、活動代謝共に上がるため、太りにくく痩せやすい身体を作ることができます。
逆に不足することで代謝が落ちてしまい、せっかく痩せてもリバウンドしやすくなってしまいます。
ビタミン・ミネラルもダイエット効果のあるものがたくさんあります。
脂質や糖質の代謝をサポートするものや、エネルギー代謝に関わるもの、むくみの改善や太りにくくなるための栄養素など、ダイエットをする上では欠かせません。
これらをしっかりと意識して摂ることで、さらに結果を出しやすくなります。
便秘や腸閉塞に注意!
食物繊維が多いこんにゃくには便秘解消効果がありますが、食べすぎてしまうと逆に便秘になってしまったり、腸閉塞を起こしてしまう可能性もあります。
どの食材でも共通して言えますが、痩せるからといって食べ過ぎには気をつけましょう。
このダイエットは1日1食取り入れるだけで充分効果が出ます。
なので、摂取量には気をつけましょう。
また、繊維が多いため、消化をしにくい食べ物です。
そのため、よく噛んで消化器官を通りやすい状態にしてから飲み込むようにしましょう!
よく噛むことは満腹感を出すためにもおすすめです。
また、便秘になってしまわないように水分もしっかりと摂るようにしましょう!
ポイント
・食べ過ぎない
・よく噛んで細かくしてから飲み込む
・水分をしっかり摂る