小豆を煮たときに出る水を飲んで痩せる〝小豆水ダイエット〟
口コミで人気を集めていましたが、最近ではテレビでも紹介されていました。
小豆をそのまま食べた方がいいのでは?と初めに思いましたが、この方法では、小豆も食べられるし、煮たときの煮汁でも効果を得られるという一石二鳥な方法なのです。
ダイエットをするにおいて水分摂取はとても大切になります。1日1.5~2ℓくらい摂るように言われますが、なかなか意識しないと摂るのは難しいですよね。
それを小豆水にすることで効果も上がり、意識的に飲むようになるのでぜひ試して見たい方法です。
痩せた口コミ、痩せないという口コミの両方がありますが、ポイントや方法などについて詳しくご紹介していきます。
小豆水ダイエットとは
名前の通り小豆を使ったダイエット方法です。
小豆を茹でたときの煮汁を使ってドリンクをつくります。
それを毎日の食事の前に取り入れるというものです。
美容大国の韓国でも一時期ブームになっていたので、これは効果が期待できそうですね。
ダイエットにいいと言われている食材はたくさんありますが、小豆がいいというのはわたしも最近知りました。
少し前には太りやすいカレーに入れることで太らないカレーとしてもテレビ番組で紹介されていました。
そちらに関してはこの記事をご覧ください。
小豆のカロリー
カロリーは100gあたり約149kcalです。
高すぎず低すぎずというところでしょうか。
今回のこの方法は茹でたものを使うのですが、この小豆水のカロリーに関しては詳しくは調べられませんでした。
水だから低めになるのでしょうか?
どちらにしろ、毎日過剰摂取をするわけでもなく、方法を守って行えばダイエット効果があるものなので、カロリーは心配しなくてもいいかと思います!
小豆の栄養素
次に栄養素もご紹介していきます。
茹でたものは普通に料理に使えるため、捨てずに残しておきましょう!
小豆自体にもたくさんの栄養素や効果があるので、両方からとればさらに効果が出るかもしれませんね!
・痩せやすい体を作るために欠かせないタンパク質
・抗酸化作用の高いポリフェノール
・中性脂肪を防ぐサポニン
・ごぼうの3倍も含まれている食物繊維
・貧血予防になる鉄分
・骨の健康に欠かせないカルシウム
・むくみの改善効果のあるカリウム
・ダイエットに欠かせないビタミンB群
・傷の修復に必要な亜鉛
など。
書いただけでもたくさんの栄養素がありますね。
ダイエットにいいものだけでなく、美肌にもいいものもたくさんあるので、綺麗になりながら細身を目指せる嬉しい食べ物です!
小豆水ダイエットの効果
デトックス効果
デトックスとは、体内に溜まった毒素や老廃物の排出をするというものです。
そしてこの小豆の煮汁には解毒効果もあると言われ、もともとは薬として親しまれていたようです。とくにカリウムとサポニン・食物繊維にはデトックス効果があります。
まず、カリウムには塩分の排出効果があります。
現代人は塩分を摂り過ぎていると言われますが、塩分は余分な水分を溜め込んでしまうため、むくみの原因になります。
よく水を飲むとむくむという方がいますが、水というよりは塩分+水になってしまうことが原因です。
カリウムにはその塩分の排出効果があるので、余分な水分をさの排出ができます。
もう1つはサポニンです。
サポニンにはコレステロール値を減らす効果があります。血中の悪玉コレステロールが減ると血液の流れが良くなるため、老廃物や毒素の排出力を上げることができます。
3つ目は食物繊維です。
食物繊維が便秘の解消にいいのはもうご存知ですよね。
私たちがとった老廃物や毒素のほとんどが便として排出されるため、便秘の解消もデトックスになるのです。
また、便秘でなくても、本来なら1日3回排便があるのが理想とされています。
回数が増えることも効果として実感できるはずです。
これらの働きのおかげでデトックスができるんですね!
体内から余分なものが減ると身体がとてもスッキリしますよね!むくみやデトックスができるだけでも見た目に少しだけ変化が出てくるので、これはとても嬉しい効果です。
私たちの身体には知らず知らずのうちに毒素が溜め込まれてしまっているので、しっかりデトックスを行なって、綺麗な身体を目指しましょう!
身体のデトックスは風水的にもいいという話を聞いたので、しっかりおこないたいです!笑
血糖値の上昇を緩やかにする
小豆に含まれているビタミンB1やサポニン、ポリフェノール、食物繊維には血糖値の急激な上昇を防ぐ役割があります。
まず、ダイエットや健康関係でよく聞くこの血糖値ですが、これは急激にあがりすぎると肥満に繋がります。
上昇するとインスリンというホルモンの分泌量が増えます。
このホルモンは、食事から摂ったブドウ糖の仕分けにとても大切な働きをするホルモンです。
その反面、余ったブドウ糖を脂肪として蓄えるというダイエッターにはちょっと厄介な働きもあります。
そのため、血糖値の急激な上昇は肥満に繋がってしまうのです。
これを防ぐことができるのがポリフェノールやサポニン・食物繊維です。
特に食物繊維は糖質の吸収を穏やかにしてくれることでその効果があります。
血糖値の急激な上昇は食後の眠気にも繋がりますので、午後の仕事は毎回眠くなるという方もぜひ活用してみてほしい飲み物です。
肥満を予防する
ダイエットをしていてもしていなくても、体型を維持するためにも嬉しいのがこの肥満を予防する効果です。
上に書いた血糖値の急激な上昇を防ぐのも肥満の予防につながりますが、他にも予防できる栄養素が含まれています。
これは、ポリフェノールとサポニン・カルシウムが関係してきます。
まず、ポリフェノールには高い抗酸化作用があります。
抗酸化作用というのは主に活性酸素を除去する効果があります。
活性酸素は体内に少しだけあるものですが、それが日常生活で増え過ぎてしまうと身体を酸化させてしまいます。
活性酸素が増える原因
食品添加物・ストレス・過度な運動・たばこ・紫外線・大気汚染 など。
現代では避けられないものがいくつかありますよね。
この活性酸素が増えることが肥満の原因にもなります。
それを防ぐのがこのポリフェノールです。
活性酸素を除去することで肥満予防になるので、しっかりと摂取しておきたいですね。
もう1つがサポニンです。
血行を良くする効果があるため、代謝が上がり、痩せやすい体型を目指すことができるというのも肥満の予防になりますが、この栄養の働きはそれだけではありません。
このサポニンは、腸によって吸収された糖が脂肪と結びついてしまうのを防ぐ役割があります。
これにより脂肪が身体に蓄えられてしまうのを防がことに繋がるため、肥満の予防になるのです。
ここまででも充分な気がしますがまだまだあります。
それはカルシウムによる効果です。
骨に必要な栄養素というイメージの強いカルシウムですが、実は不足すると太る原因になるということをご存知でしょうか。
私たちの身体の中のいろんな場所にあるカルシウム。
もちろん血中濃にもあるのですが、それが不足してしまうと脂肪細胞からカルシウムを取り出して補おうとします。
このとき、カルシウムだけならいいのですが、それと一緒に脂肪を蓄積する働きのある酵素を一緒に出してしまうため肥満に繋がるのです。
それだけではなく、脂肪の燃焼を弱くしてしまうこともあるため、ダイエットには欠かせない栄養です。
不足しやすいためしっかりと補いたいですね。
体脂肪を減らすことも大切ですが、これ以上増えてしまわないようにすることも大切ですよね。
ぜひ予防も行いましょう!
冷え性の改善
小豆には血行を良くする効果があると書きましたが、血管を拡張する効果もあるため、冷え性の改善にも繋がります。
特に女性に多い冷え性ですが、冷える場所によって太り方にも影響してくるというのをご存知でしょうか。
冷えている場所が太りやすいというのもあるのですが、それだけではありません。
女性に多い、手足の先が冷える末端冷え性タイプは特に下半身太りになりやすい傾向があります。
太ももやヒップ、背中・肩などご冷えやすい方はお腹太りになりやすい傾向があります。
また、気づいている方が少ない腸冷えタイプはむくみに繋がり、そこから下半身太りになりやすくなります。
このタイプはお腹を触ると冷たいので、ぜひチェックをてみましょう!
冷え性の改善は代謝も上がるため痩せやすい身体を作るためにとても大切です。
冷えが気になるという方ぜひ小豆水を活用してみましょう!
美肌・アンチエイジング
先ほど肥満の予防効果があると書いたポリフェノールですが、実は美肌やアンチエイジング(抗老化)にも効果のある嬉しい栄養素なのです。
活性酸素によって体が酸化するということは老化にも繋がります。そして、シミ・ニキビ・シワ・たるみ・くすみなどあらゆる肌トラブルの原因にもなります。
その活性酸素の除去効果があるので、これら肌トラブルや肌の老化防止にも役に立つのです!
綺麗になりながらダイエットができる理想的な栄養素です。
サポニンの効果で血行が改善することも美肌づくりができるため、ポリフェノールとサポニン、2つの働きに期待したいですね。
ちなみに活性酸素を除去することは他にも、ガンや生活習慣病の予防にも繋がります。
小豆水ダイエットの方法
このダイエットを行うにあたっていくつかルールがあります。
・1日3食の食事の前に必ず飲む
・飲んでから30分以内に食事をするタイミングで飲む
・1日のトータル300cc以上になるように飲む
これらは必ず守るようにしましょう。
飲む時はぬるめか少し温かい状態で飲むことをお勧めします。
また、残った小豆は食べることができます。
かぼちゃと一緒に煮付けにしたり、先にも書きましたが、カレーに入れても良さそうですね。
食べる場合1日100gまでにしておきましょう。
飲む量ですが、たくさん飲む場合でも、1ℓは超えないようにしてください。お腹を壊してしまう可能性があります。
お腹の弱い方は少しずつ様子を見ながら飲むようにしましょう。
どのダイエットでも共通ですが、甘いものはできるだけ控えてください。そして、食事は腹8分目を目安にヘルシーな食生活を心がけましょう!
どれも簡単な方法なので始めやすいですね。
特に食事制限がないというのも嬉しいところです。
小豆水の作り方
用意するものは小豆と水だけです!
材料:小豆 50g 水 500cc
この材料を鍋に入れたら30分ほどかけてゆっくりと茹でましょう。
それにより栄養素がしっかり出てきます。
もちろん小豆自体にも栄養素が残るのでそちらも食べるようにすると良さそうですね。
日持ちができないので、毎日行わなければいけないという手間もありますが、鍋に入れて茹でるだけなのでぜひ毎日続けましょう!
継続は力なりです!
私の母もこの小豆水を飲んでいますが、仕事の時はタンブラーにいれて持ち歩いています!
外での食事の時にもぜひ飲むようにしましょう!
(飲食店内で飲むのはやめましょう。)
痩せない!?失敗する理由とは!?
食事との間が空きすぎる
このダイエット方法では、食事の前30分以内に飲むことで、血糖値の上昇を防ぐため、痩せやすくなります。
しかし、飲んでから食事までの時間が空き過ぎてしまうと、その効果がなくなってしまうため、結局意味のないものになってしまいます。
そのため、30分以上空いてしまうことはないようにしましょう!
飲む時に温めてから飲むことで代謝が上がりやすくなるため
さらに効果が出やすくなります。
栄養素がしっかりと摂れていない
小豆の栄養素がしっかり水に流れていなければ、栄養素を摂ることができないので、小豆水の意味がなくなってしまいます。
水の状態のときに小豆も一緒に入れて、30分かけてゆっくりと茹でるようにしましょう。
少し時間が長いですが、この時間を減らしてしまうと栄養素が少ない飲み物になってしまうので、これだけは省かないで行なってください。
さらに小豆も食事に取り入れると、より栄養素をしっかりと摂れるもしれませんね。
食事を摂り過ぎている
どのダイエットにも共通して言えるのがこれです。
いくらダイエットにいいものをとっても、普段の食事の量が多過ぎたり、バランスの悪い食事をしていたらなかなか痩せられません。
つまみ食いなどをしていたり、ながら食べをしていると、自分が思っている以上に食べてしまっている可能性があるので気をつけましょう。
食事をする時は満腹にせずに、腹8分目を心がけて食べるようにしましょう!