少し前にフルーツを使ったデトックスウォーターというものが話題になり、多くの方のSNSにカラフルな写真がアップされていました。
フルーツを水につけておくことで、水にフルーツの栄養素が流れ出し、その水を飲むことがダイエットや美容いいということだったのですが。
フルーツって意外とお値段しますよね。
それを何種類も使うとなると家計に響くなぁ。
なんてことを考えていた私はなかなか取り入れられなかった記憶があります。
そんなデトックスウォーターと似たドリンクを最近知りました!それがこの昆布水です。
材料は昆布と水だけ!
デトックスウォーターと違い何種類もの材料が必要ないため簡単に揃えられます。
もちろんつくり方も簡単でした!
飲み切れなかったぶんは料理に使うこともできるため、無駄にもしなくてすみます!
この昆布水を使った卵焼きを作ったら一歳半の息子に好評だったので、親子でこの昆布の効果を得ることができています。
前置きが長くなってしまいましたが、そんなダイエットドリンクについて今回はご紹介していきます。
昆布水とは
昆布を水につけて作るドリンクです。出汁としても使えます。
先にも書きましたが、以前流行ったデトックスウォーターの昆布バージョンだと言うとわかりやすい方も多いかもしれないですね。
私の中で海藻はデトックスの効果が強いイメージがあります。
そのため美容にもダイエットにもいいはずですが、何故かあまり料理に使いません。笑
そんな私でも海藻の効果を簡単に得ることができるのがこの飲み物です。
水なので飲むだけでいいですし、お出かけするときはマイボトルやタンブラーに入れておけば、持ち運びもできどこででも取り入れることができます。
そして、料理にも使えたり、さらにデトックス効果を上げるためにスムージーに使ったりなどアレンジ方法もたくさんあるので、飽きてしまった時でも取り入れる方法がたくさんあります。
そして、効果はデトックスだけではありません。
他にもたくさんの嬉しい効果があるので必見です。
昆布の栄養素
海藻といえば低カロリーでヘルシーなイメージありますよね。カロリーは低いですか栄養素はしっかりあります!
・乾燥したもので100gあたりおよそ140kcal
・便秘解消にいい食物繊維
・糖質や脂質の吸収を抑えるアルギン酸
・免疫力を高めるフコダイン
・胃腸の働きを良くするグルタミン酸
・筋肉の元になるタンパク質
・塩分を排出するカリウム
など。
私はこのブログでダイエットにいい食材についての記事をたくさん書いてきましたが、ここに書いてある栄養素のいくつかはなかなか他の食材で聞かない栄養素です!
海藻を摂ることがいかに大切かがわかりますね。
昆布水のダイエット効果・効能
むくみの解消
昆布にはカリウムというミネラルが豊富に含まれています。
このカリウムには塩分を排出する効果があります。
よく、水を飲むとむくむと思っている方がいますが、水でむくんでしまうのはこの塩分のせいなのです。
摂取量のし過ぎで体内のナトリウム濃度が高くなってしまうと、それを薄めるために水分を溜め込みます。
これがむくみの原因になる一種です。
とくに現代人は塩分の摂りすぎだと言われており、これが原因で下半身太りを引き起こします。
私も今下半身ダイエットをどうにか頑張っていますが、痩せるのは上半身ばかりでなかなか細くなりません。泣
そのため、太くなってしまう前に予防することが大切です。
塩分を排出すれば余分な水分も出て行くのでむくみ対策にもなり、結果それがセルライトの対策にもなります。
塩分は知らず知らずのうちに摂ってしまっているので、しっかり食事でケアしていきましょう。
糖と脂肪の吸収を抑える
昆布に含まれている食物繊維の一種〝アルギン酸〟には糖と脂肪の吸収を抑える効果があります。
食物繊維の糖の吸収を抑える効果はもうだいぶ有名になってきていますが、脂肪まで抑えてくれるなんてすこいですよね。
糖と脂肪は痩せるためにはなるべく摂りたくない栄養素だと思います。しかし、辞めようとしてもなかなか辞められませんよね。
そこでこの吸収を抑える効果を活用しましょう。
食べた分、しっかりと排出ができれば、体内に脂肪として蓄えられることもなくなります。
こんな嬉しい働きがあるなら、積極的に摂りたいですね。
痩せにくい体を作らない
カルシウムといえば骨を丈夫にする働きが有名ですよね。
ダイエット面でもとても大切な栄養素で、不足すると太りやすくなってしまいます。
カルシウムが不足すると私たちの体の中では
・脂肪を蓄積する酵素を分泌してしまう
・脂肪を燃やす働きを弱めてしまう
という現象が起こります。そのため、不足すると頑張ってダイエットをしても、痩せにくいだけでなく、太りやすくなってしまいます。
さらに、精神安定効果のあるカルシウムが不足することで、イライラして食べ過ぎや甘い物に走ってしまうなんてこともあります。
見落としがちな栄養ではありますが、しっかり摂りたいですね。
血糖値の上昇を抑える
食物繊維には糖の吸収を抑える効果があると書きましたが、もちろんこの昆布の栄養素にも当てはまります。
糖質制限ダイエットが話題になっている今、糖は嫌われ者になっていますが、その原因の1つが血糖値を上げてしまうからです。
血糖値は上がりすぎてしまうと脂肪を蓄えてしまう〝インスリン〟というホルモンを分泌してしまうため、太りやすくなってしまいます。
そのため、食物繊維で吸収を抑えることがとても大切になるのです。
血糖値の急上昇はニセ食欲の原因にもなるので昆布水からしっかり摂りたいですね。
便秘の解消
海藻といえば便秘にいいイメージ強いと思います。
これは何度も出てきている食物繊維の効果です。
普段便秘をしない私でも、この昆布水を飲んでいたときは3回くらいしっかりと出たのでとても効果があると思います。
便秘を解消すると腸内環境が良くなり、それにより血液やリンパの流れが良くなります。
すると老廃物をしっかり排出できるようになり、これにより代謝が上がるため、便秘の解消は痩せるためには欠かせません。
ダイエット目的でなくても便秘に悩んでいる方はぜひ取り入れましょう。
血圧を下げる
昆布には血圧を下げる効果があります。
血圧と聞くと病気になるイメージが強いですが、実は肥満とも関係があり、とくに上半身太りの原因にもなります。
妊婦さんは高くなりすぎると入院になり、改善できないと早く出産をしなくてはいけなくなってしまうので、とても大変ですよね。
塩分の少ない薄味の食事を摂ることがとても大切になる高血圧ですが、この昆布水を飲むことも血圧を下げる効果があるのです。
食事の改善よりも簡単にできるので、ぜひ毎日朝一に取り入れましょう!
病気も肥満もなってしまってからでは遅いので、予防のためにもオススメの飲み物とです。
美白・アンチエイジング(抗老化)
昆布のネバネバの元になる〝フコダイン〟という成分には活性酸素を除去する働きがあります。
活性酸素が増えることで体内では酸化が始まり、これにより老化や肌トラブルが起き始めます。
活性酸素が増える原因
ストレス・大気汚染・紫外線・食品添加物・タバコ・過度な運動 など。
特にストレスや大気汚染・紫外線・食品添加物はなかなか避けられないですよね。そのため、食事で活性酸素を除去することがとても大切になります。
ちなみにこの活性酸素は肥満の原因にもなるので、除去することは、痩せながら綺麗になれるとても嬉しい効果なのです。
いつまでもスタイル良く若々しくいるためにもぜひ毎日飲むことをオススメします!
昆布水の作り方・水だし時間は?
1リットルの水に対して約10gの昆布を用意します。
昆布はハサミなどで刻んだら水の中に入れて、一晩たったら完成です。
水の中に昆布を入れたら放置しておけばいいのでとても簡単ですよね。
水はできればミネラルウォーターか浄水器のお水を使用しましょう。なけらば水道水で大丈夫です。
昆布は〝だし昆布〟と書かれているものが最適です。
乾燥していてとても硬いので包丁ではなくハサミで切った方が簡単に切れます。
デトックスウォーターとして飲むのもいいですが、出汁として料理に使えるのでたくさん作っておいても良さそうですね。
昆布水は日持ちする?
作った昆布水は冷蔵庫で約1週間くらいもつと言われています。なので作ったものは必ず冷蔵庫保管をしましょう。
しかし、冷蔵庫から出したばっかりの冷えた状態で飲んでしまうと体を冷やしてしまいダイエットに良くないので、飲む前に常温に戻しておくか、温めてから飲むことをオススメします。
また、使った昆布も10日ほどもつと言われています。
捨ててしまうのはもったいないのでこちらも料理に使ってしまいましょう!
どちらも一応これくらいの日にちは大丈夫だと言われていますが、あまり日が経ってしまわないうちに食べてしまうのがいいと思います。
1日でどれくらい飲めばいい?
摂取量は1日でコップ一杯程度で大丈夫です。
ダイエットにいい飲み物だと聞いたのでもっとたくさん飲むのかと思いましたが意外と少ないですね。
これなら簡単に取り入れられそうです。
飲みすぎてしまうとミネラルの一種〝ヨウ素〟のとりすきによって逆に太ってしまう可能性があるので気をつけましょう。
せっかく飲むなら効果的に飲みたいので、朝一に飲むことをお勧めします。
午前中はデトックスタイムと言われている時間帯なので、朝一に摂ることでより、午前中の老廃物の排出力が上がります。
昆布水の注意点
飲みすぎに注意
昆布に含まれているヨウ素には代謝を高める働きがありますが、摂りすぎは甲状腺の機能を低下させてしまう可能性があります。
そうなると全身の代謝も低下してしまうため太りやすくなるだけでなく、様々な不調が現れます。
・便秘
・無気力
・だるさ
・むくみ
・肥満
・乾燥肌
・脱毛
・睡眠障害
など。
そうなってしまわないよう摂取量だけはしっかり守るようにしましょう。
アレンジレシピ
王道!お味噌汁!
出汁といえばお味噌汁ですよね!
私は妊娠するまで、あまり塩分に気を使っていなかったので簡単に使える顆粒だしを使っていましたが、顆粒だしって意外と塩分が多いんです。
塩分は下半身太りの原因になってしまうので、ぜひ昆布から摂った出汁を使って作るようにしましょう。
使い方はとても簡単です。
お味噌汁を作るときに水ではなく昆布水を使うだけ!
なんの手間もありません。
ただ水として飲むのが苦手だという方はこれで簡単に摂ることができます。
味噌自体もスーパーフードとして海外で人気を集めているのでぜひお味噌汁も飲みましょう。
昆布の卵焼き
私が大好きなレシピがこちら!
この昆布水と塩昆布を使った卵焼きです。
材料:溶き卵・牛乳・昆布水・塩昆布
1.塩昆布は軽く熱湯をかけて塩抜きをします
2.溶き卵に牛乳と昆布水を混ぜます(多すぎないように)
3.2に1の昆布を加えたら、あとは混ぜながら通常通り卵焼きを作るだけです
卵焼き自体の作り方は変わらないのでとくに難しいことはないです。面倒な方はスクランブルエッグにしちゃいましょう!笑
私の一歳半の息子も好きなメニューです。
子供も食べさせる方は昆布を小さく刻んでから使いましょう!食べさせすぎは禁物です。
塩昆布はおにぎり用の昆布でも大丈夫ですが、塩昆布の方が日持ちがするので私はこちらを使います。
いくらむくみに効果があると言っても塩分の摂りすぎは下半身太りの原因になってしまうので、ちょっとしたところですが、このように気をつけるようにしましょう。