きのこといえば、低カロリーでヘルシーなイメージですよね。それでいて低価格なので毎日の食事にも取り入れやすい嬉しい食材です。
菌活という菌を取り入れて腸内環境を整えて美容効果を得る方法が以前話題になりましたが、きのこはその菌活にも取り入れられていました。
きのこ独自のキノコキトサンが大活躍するそうです。
もちろんダイエット効果もあります。
以前には舞茸を取り入れるダイエットをテレビで放送されていました。
わたしはきのこの中で唯一舞茸が苦手で食べられないのですが、この舞茸ダイエット、結果のでかたがすごいそうですね。
そんなきのこを使ったダイエットでわたしが新しく知ったのがこの夜きのこダイエットです。
なぜ夜がいいのかというところにも注目したいですね。
夜きのこダイエットとは
夕食できのこを決められた量食べるダイエット方法です。
朝ごはんとお昼ご飯は好きなものを食べていいダイエット方法なので、続けやすそうですよね。
きのこの食べた方も特に決まっていないので、スープやお味噌汁の具にしたり、お肉と一緒に焼いたり、ソテーにしてサラダにトッピングしたりなど、様々な使い方ができます。
飽きにくいという面でも続けやすいダイエット方法ですね。
インターネットや雑誌・テレビでたくさんのダイエット方法が紹介されていますが、どれも続けることに意味があると思います。
数日だけ行って効果を得られないと嫌になってしまう方が多いと思いますが、ぜひ長い目で見て最低でも1ヶ月は続けて見てほしいものです。
きのこのカロリー
100gあたり
・えのきだけ 約20kcal
・えりんぎ 約25kcal
・舞茸 約16kcal
・なめこ15kcal
・しいたけ 約20kcal
・松茸 約23kcal
どれを見てもとても低カロリーですよね。
これはたくさん食べても罪悪感を感じなくて済みそうです。
種類によって若干の差はありますが、どれも100gあたり30kcal以下。
同じ100gでも白米だと約170kcalあるので、いかにカロリーが低いかがわかると思います。
カロリー面だけでも充分ダイエットにいいと分かって頂けそうですが、きのこがオススメされる理由はこれだけではありません。
きのこの栄養素
・便秘の改善にいい食物繊維(不溶性食物繊維)
・ダイエットに欠かせないビタミンB群
・カルシウムの吸収をサポートするビタミンD
・むくみの改善にいいカリウム
・貧血予防になる鉄分
など。
そして一番の注目はキノコキトサンです。
この栄養素はサプリメントにもなっているほど積極的に摂取したい栄養素です。
最近になって注目されるようになってきたこの栄養素には素晴らしいダイエット効果があります。
それらを含めてきのこの効果についてご紹介していきます。
きのこのダイエット効果
糖質や脂肪の吸収を抑える
まず、きのこには食物繊維が豊富に含まれています。
便秘解消効果のイメージが強い食物繊維ですが、腸で糖が吸収されるのを防ぐ役割もあるため、ダイエットには欠かせない食材です。
そしてもう1つがきのこ独自の栄養素〝キノコキトサン〟です。
私たちが食事から摂った栄養素は腸で吸収されて全身へ運ばれるのですが、キノコキトサンを摂取することで腸内で脂質を脂肪を吸収する酵素を妨害できるため、脂肪の吸収を抑えられるのです。
ダイエットといえば糖質と脂肪を減らしたいイメージがありますが、キノコなら食物繊維が糖質の吸収を抑え、キノコキトサンが脂肪の吸収を抑えてくれるので、とてもありがたい食べ物ですね。
脂肪の燃焼を上げる
キノコキトサンはもう何年も前から発見されている栄養素ですが、この脂肪を燃焼する効果は最近発見されたそうです。
研究では内臓脂肪を減らす効果が特に現れていたということなので、お腹痩せにとても効果がありそうですね。
腹部は水着などを着ない限りなかなか露出することはないため、油断して太りやすい部分です。
しかし、ポッコリお腹を解消して綺麗なくびれを作れば、厚手のニットスタイルでもシルエットが変わってキレイなスタイルに見えるようになります!
特に冬場は油断してしまいますが、見えない所こそ意識することが大切だと思います!
血糖値の上昇を防ぐ
きのこに豊富に含まれている食物繊維とキノコキトサンには血糖値の上昇を防ぐ働きもあります。
血糖値は急激に上がってしまうと、インスリンというホルモンを過剰に分泌してしまいます。
インスリンは食事から摂った糖を全身に送るという大切な働きをするのですが、その糖が余ってしまった時、体脂肪として蓄えるというちょっと厄介な働きもしてしまいます。
これが太る原因になります。
きのこで血糖値の上昇を防げればインスリンの過剰分泌を防げるため、ダイエットには欠かせない効果です。
他にも血糖値の上昇は食欲にも繋がるので、上げないような食事をいしきするようにしましょう!
デトックス効果で代謝アップ
食物繊維の多いキノコには便秘の解消効果があります。
便秘のひどい方は便だけで4~5kgあると言われているので、これを解消するだけでもポッコリお腹が解消されますが、それだけではありません!
便秘を解消すると腸内環境が整いやすくなります。
腸内環境が整うと腸の働きも良くなるため、腸と繋がっている血液やリンパの流れが良くなります。
すると、血液やリンパにあった老廃物が排出されやすくなるため、デトックス効果があがり、それにより血液の流れが良くなるので代謝が上がるのです。
便秘の解消→腸内環境が整う→腸が元気になる→血液やリンパの流れが良くなる→老廃物が排出される→代謝アップ!
この流れを見ると身体の中からキレイになって痩せやすい身体を作っているようなイメージになりますよね!
内側からキレイにすることは美容ではとても大切になるので、ぜひこの効果を活用しましょう!
不足しやすい栄養素を補える
食べ過ぎと言われている現代ですが実は本当に必要な栄養素が不足しており、それが原因で痩せにくくなっている方が多いそうです。
その不足しやすい栄養素のうちのカルシウムと鉄分をきのこから補えます。
まず、鉄分が不足すると血液中の酸素が少なくなってしまうため、代謝が落ちてしまいます。
そして、カルシウムの不足は脂肪を蓄えやすくなったり、脂肪よ燃焼効率が下がってしまうため、太りやすくなります。
カルシウム不足はイライラの原因になるので、暴飲暴食をしてしまってダイエットを妨げてしまう可能性もありますよね。
そのためこれらの栄養素はとても大切になります。
キノコならその栄養素も補え、さらに脂肪を燃やす栄養素もとれるので、まさにダイエット食材ですね。
夜きのこダイエットのやり方
やり方はとても簡単です。
夕食に約200グラムのきのこを毎日の取り入れるようにしましょう。
それだけです!
取り入れ方も特に決まりがないので、好きなメニューにするといいですね。
毎晩お味噌汁を飲む方はそこに入れるだけで簡単に取り入れられます!魚のホイル焼きを作るときに一緒に入れたり、お肉を焼くときに一緒に焼いたりでもいいと思います。
かさ増しにもなるのでボリュームのある夕食を食べられますね!
気をつけたいのが糖質の高いメニューにしないことです。
炊き込みご飯にする場合は、ご飯を普段よりも食べ過ぎてしまう可能性があります。
砂糖を使う照り焼きなどの味付けでも糖質量が多くなるので気をつけましょう。
なぜ夜がいい?
糖の吸収を抑えられる
夜は1日の中で一番エネルギーの消費量が減る時間です。
日中よりも動かなくなるので納得ですが、夜こそ食べてしまうという方多いのではないでしょうか。
そんな時こそキノコです!
まずきのこでかさ増しをすれば、食べ過ぎを防げます。
食事のはじめに食べればその後に食べる炭水化物の量を減らすことができるというのが1つ目のポイントです。
そしてもう1つが糖質の吸収を抑制する効果です。
糖質から得るブドウ糖はエネルギーとして消費できなければ、インスリンというホルモンによって脂肪として蓄えられてしまいます。
しかし、キノコキトサンや食物繊維の効果で糖の吸収を抑えることができるので、脂肪として蓄えられる分が減るんです!
無理せずにそれができるというのも嬉しいですよね!
なので、夜ご飯に取り入れる時は食事の一番はじめに食べるようにしましょう!
きのこ別効果
舞茸
以前テレビで舞茸ダイエットを紹介されていたので、きのこの中で一番ダイエット向きなのは舞茸なのかな?と思っていましたが、実は美肌効果も優れているんです!
舞茸にはトレハロースというものが含まれているのですが、これがシミや乾燥を防ぎ、美白効果を上げてくれるんだそうです!
さらに、ビタミンBも豊富なので、美白+ダイエットなら舞茸がオススメですね!
エリンギ
デトックス効果を一番に求めるのならエリンギを使いましょう!老廃物のほとんどは尿や便から排出されます。
エリンギは特に食物繊維とカリウムが豊富なため、便秘の解消や、塩分を排出して余分な水分の排出をするのにぴったりです。
便秘やむくみで悩んでいる方にオススメです。
ちなみに私はきのこの中で一番エリンギが好きです。
えのき
ダイエットに欠かせないビタミンBは特にえのきに豊富に含まれています。ビタミンBは脂質と糖質の代謝をサポートしてくれます。
他にも口内炎や疲労回復・睡眠不足にも効果があるので、これらの解決をしたい方にもオススメですね。
さらに、ダイエット効果の高いキノコキトサンの含有量も多いというので、これが一番ダイエット向きでしょうか!?
なめこ
ストレス社会にギャバ!というキャッチコピーのチョコレートがありましたが、そのギャバが豊富に含まれているのがなめこです。
ストレスがたまるとやけ食いをしてしまうだけでなく、活性酸素という肥満の原因になるものを体内に発生させてしまうため太りやすくなります。
ストレスが多くて食に走ってしまうという方はぜひなめこをとチョイスしましょう!
夜きのこダイエットの効果を上げるには
きのこを冷凍しよう!
一度きのこを冷凍してから茹でることでキノコキトサンの効果を上げることができます。
効果のところにも書きましたが、このキノコキトサンには脂肪を燃焼する効果や、脂肪の吸収を抑える効果があるので、しっかりと効率よく摂りたい栄養素ですよね。
なので、一度冷凍してから摂るようにしましょう。
買ってきてすぐに食べられないというデメリットもありますが、特に手間なことではないのでぜひ行ってから料理することをオススメします!
オススメレシピ!
具沢山のトマトスープ
デトックススープとして話題になったトマトスープ。
セロリや玉ねぎ・人参・キャベツなどたくさんの野菜と一緒にキノコを入れて作りましょう!
作り方
1.きのこと1cm角に切った野菜をなべで茹でます
2.市販のホールトマトを入れて、コンソメで味を整えたら完成
煮込むだけの簡単レシピです!
栄養素たっぷりのチーズをトッピングするとさらに美味しくなります。
ダイエット効果の高いトマトと、デトックス効果の高い野菜と一緒にとれるスープなので、さらにやせやすくなりそうですね。
シンプルにきのこソテー
材料:ベーコン・きのこ・もやし
オリーブオイルをひいたフライパンで材料を炒めて塩こしょうをするだけの簡単ソテーです。
節約&ダイエットにぴったりです。
シンプルですが美味しいですよ!
ベーコンときのこをオリーブオイルと塩コショウでソテーしたものをサラダのトッピングにしても美味しく食べられておすすめです!
最後まで読んでいただきありがとうございます。