春になると山菜の時期が来ますね!
田舎暮らしの私は実家の庭でも作っている山菜の1つにこごみがあります。
今年は採るのを忘れていて葉が開いてしまっているものもあり、もったいないことをしました。泣
この記事を書いている五月現在、毎年近くの道の駅には山菜を求めて多くのお客さんが来ています。
普段は畑ばっかりの何もないような場所ですが、この時期だけはびっくりするほど人が集まります。
近所のお蕎麦屋さんにいけば、この時期だけは山菜の天ぷらもメニューに並びます!
そんな人気のある山菜の1つのこごみ。
最近では17kgのダイエットに成功したやしろ優さんもダイエットにいいと自身のブログで紹介していました。
そのおかげかさらに人気を集めているようですね。
こごみとは
山菜の一種です。
山菜は英語表現しなくても意外と伝わる場合があると聞いたこともあります。
こごみは葉が開く前の若芽の時期が食べごろになります。
若芽の状態というのは、先っちょがクルクルした状態になっています。食べごろを過ぎると思いっきり葉が開いてしまっているので、見た目はとてもわかりやすいです。
上に写真は食べごろ、下の写真は開いてしまっているものです。
似たようなものにワラビやゼンマイというものがあります。
ワラビやゼンマイは茎が細くすらっとしています。
この2つに比べると鮮やかな緑色をしているので、これも一度見てみればわかりやすいと思います。
この3つの中でもこごみは一番食べやすいので、ぜひ食べて欲しいですね。
こごみのカロリー
カロリーは100グラム当たり約28kcalです。
とっても低いですね!
ちなみに一本で5グラム程度なので、実際に食べる量で考えるとこれよりも少なくなります。
痩せるために大切なのはカロリーだけではないですが、それでも低いに越したことはないですよね。
これなら罪悪感なく食べられます。
しかし、山菜といえば天ぷらのイメージがありませんか?
マヨネーズをつけて食べるという声も聞きました。
これらの食べ方にしてしまうとカロリーが大幅に増えてしまうので気をつけましょう!
天ぷらにしたい場合はダイエット効果の高いアマニ油や美容効果の高いオリーブなどを使うのがオススメです。
山菜の天ぷらはすごく美味しいですが、私的にはこごみはおひたしにするのが一番オススメです。
こごみの栄養素
・腸の働きを活発にする不溶性食物繊維
・骨の健康に大切なカルシウム
・抗酸化作用の高いβカロテン
・美肌効果の高いビタミンC
・同じく抗酸化作用の高いビタミンE
・止血に欠かせないビタミンK
・妊婦さんに嬉しい葉酸
・塩分を排出するカリウム
そのほかにわずかですが、ダイエットの味方になるビタミンB群や鉄分・リン・マグネシウムなども含まれています。
とてもたくさんの栄養を摂ることができますね。
反対に控えたい糖質は100グラム当たりでも約5グラム程度なので低糖質ダイエットをしている方にもオススメです!
こごみのダイエット効果
抗酸化作用による肥満防止
こごみな含まれているβカロテンやビタミンEには高い抗酸化作用があります。この抗酸化作用の主な働きは、体内に発生した活性酸素を除去することです。
活性酸素が発生する原因
タバコ・ストレス・紫外線・激しい運動・肥満・大気汚染・食品添加物など。
避けて通れないものもありますよね。この活性酸素は身体を酸化させてしまい、これが肥満の原因になります。
そして、太ることでより活性酸素を増やしてしまうという悪循環を作ってしまいます。
そうなる前に抗酸化作用のある食材でしっかり対策しましょう!こごみにはその効果がある栄養素が2つも含まれているので、すごく効果的ですね。
便秘の解消
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、こごみには不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
この不溶性食物繊維には便秘の予防や、満腹感を得やすくして食べ過ぎを防ぐ働きもあります。
便秘になってしまうと体内の老廃物が排出されにくくなってしまい、それにより代謝が落ちてしまうため太りやすい身体を作ってしまいます。
またお腹がポッコリして重くなる感じもありますよね。
痩せるためにはまず便秘を解消して腸内環境を整えるところから始めてみましょう!
むくみ解消
特に女性はむくみで悩んでいる方多いのではないでしょうか。むくみは放置するとセルライトになってしまいます。
セルライトになると自分ではなかなか落とせないため、ダイエットがスムーズにいかなくなってしまいます。
そのむくみの解消を手助けしてくれるのがカリウムです。
むくむ原因の1つに塩分のとりすぎがあり、塩分は無駄な水分を蓄えてしまいます。
カリウムにはその塩分を排出する効果があるため、ぜひ積極的に摂りたいですね。
特に飲み方の後や外食のときにはぜひしっかり摂るようにしましょう。
美肌・アンチエイジング(抗老化)
肥満防止のところに書いた抗酸化作用には、老化防止や美肌にもすごく効果があります。
活性酸素による酸化は、身体を老化させてしまったり、ニキビや・シワ・シミ・くすみなどのあらゆる肌トラブルの原因になります。
それを除去してくれるβカロテンやビタミンEがしっかりとれるので、美容効果もバツグンです!
ちなみに抗酸化作用は他にもガンや生活習慣病の予防もできるため、健康にも欠かせないですね。
免疫力アップ
便秘を解消して腸内環境を整えることは免疫力アップにも繋がりますが、それだけではありません。
こごみに含まれているβカロテンには、粘膜を丈夫にする働きがあります。これによりウイルスの進入を防いでくれると言われています。
山菜の時期はインフルエンザなどの風邪の流行は落ち着きますが、気候の変化で風邪を引きやすい時期です。
ぜひ補っておきたい栄養素ですね。
目の健康を維持する
こごみに含まれているβカロテンには、目の健康を維持する働きがあります。
特に視力の維持に大切だと言われているため、今視力が良い方は特に油断せずに摂るようにしましょう!
以前私は視力2.0ありましたが、なぜか突然悪くなり始めてから、あっという間に0.1まで下がってしまいました。
眼鏡やコンタクトレンズは意外と不便なので気をつけたいですね。
骨を丈夫にする
カルシウムが骨の健康に欠かせないのは多くの方がご存知ですよね。そのカルシウムも含まれていますが、もう1つ、骨を丈夫にしてくれる栄養素が含まれています。
それはビタミンKです。
ビタミンKには、カルシウムが骨につく際に必要なタンパク質の働きを活発にしてくれるため、カルシウムだけを摂るよりも一緒にとった方が、より骨を丈夫にしてくれます。
とくに20歳を超えるとカルシウムの貯蓄が減る一本だと言われているので、ぜひ一度に両方がとれるこごみを食べましょう!
こごみダイエットの方法
特に決まったダイエット方法はありませんが、毎日の食事に取り入れられるとより効果的かもしれないですね。
満腹感を得られる食物繊維も豊富なため、食事に取り入れる場合はぜひ食事のはじめに食べるようにしましょう。
これにより食べ過ぎを防げます。
どのダイエットにも当てはまりますが、ダイエットにいいからと食べ過ぎてしまうと、返って体調を崩してしまう場合もあるので、ほどほどにしましょう!
これだけ嬉しい効果を紹介しましたが、山菜は一年中あるものではないので、この時期にしか食べられないというのが、少し残念ですね。
こごみの食べ方
まずは下処理をします!
くるくるしているこごみはただ洗っただけでは内側まで洗えないので、ためた水の中に入れて葉を少し開くようにして中まで洗いましょう。
ちょっと面倒ですが。笑
そして、茹で方ですが、沸騰したお湯に塩を少し入れて、2~3分ほど茹でましょう。
山菜の中にはアクが強いものもたくさんありますが、こごみはそこまでではないので、これくらいで大丈夫です!
茹でたらざるに上げて冷水にさらして終わりです。
特に特別なことはないですね。
固めに茹でておけば冷凍保存もできるので、出回るのが短いこごみでも、少し長めに楽しめます。
おひたしにする
しょうゆをかけて仕上げにかつお節をかけるだけで、簡単におかずが一品出来上がります。
私はこの食べ方が一番すきです!
天ぷらにする
クルクルした部分や葉に水分が溜まりやすいので、キッチンペーパーなどで水分をしっかりとった方が美味しく仕上がります。
作り方は普通の天ぷらと同じで大丈夫です!
お塩や抹茶塩なども美味しいですが、私はつゆにつけて食べるのが一番すきです。
胡麻和えにする
今年初めて挑戦した食べ方ですが、胡麻和えにしても意外と美味しかったです!
茹でたこごみを通常の作り方で作ればいいのでとても簡単にできます。
でもあまり食べない方はこの食べ方じゃなんとなくもったいない気がするので、天ぷらやおひたしのほうがオススメです。笑
食べ過ぎに注意!
他の山菜よりもアクが弱いこごみですが、それでも食べ過ぎてしまうとお腹を壊してしまう可能性があるので気をつけましょう。
また、山菜自体は冬場に溜め過ぎた老廃物を排出してくれる働きがあります。
私たちの身体は老廃物を排出するときに、好転反応のような形で、ニキビや身体に少しブツブツができてしまうこともあります。
それは食べ過ぎによるものというよりは、体内に老廃物がたまっていて、それを排出しようとしている働きでもあるので、その場合は他のデトックス方法なども合わせて摂りたいですね。