紅茶というととても身近なドリンクで毎日の食事と一緒に飲んでいたり、ティータイムに飲む方も多いと思います。
飲食店でも置いてあるお店が多いので、手軽に飲むことができますよね。
ダイエットにはお茶がいいなんて話をよく耳にしますが、そう言われて思いつくのは緑茶やウーロン茶などではないでしょうか。
もちろんこれらにはこれらのいいところがありダイエット中にも積極的に飲みたいものではありますが、紅茶にももちろんいいところがあり、こちらも痩せたい時にもぜひおすすめしたいドリンクです。
もちろん市販のものやお店で出るものはものによっては砂糖やミルクなどをたくさん使用されているため、これらをチョイスしてしまうと痩せるのは難しくなってしまいますよね。
特にペットボトル系は砂糖が含まれているものが多い気がするので気をつけましょう。
自分で淹れるのもとても簡単なので、茶葉やティーパックなどを購入し、ぜひ砂糖なしのものを楽しみながらダイエットを行なっていきましょう。
紅茶のカロリー
まずは気になるカロリーから!
紅茶は100mlあたり1kcalです。あってないようなものですね!
最近では摂取エネルギーに関しては気にしないで栄養素を重視するダイエット方法が増えてきていますが、それでもやっぱり気にってしまうもの。
しかしこれならダイエット中でも気にせず飲むことができますね!
もちろん砂糖やミルクをいれてしまえばそれだけ摂取カロリーも糖質も増えてしまうので痩せるためや美容目的であれば入れないでストレートのままのむことをおすすめします。
どうしても甘さが欲しいというときは、美容成分がたくさん含まれているはちみつや腸内環境を整えるオリゴ糖などを入れることをおすすめします。
ミルクの代わりは豆乳なんかがおすすめですね。
もちろんカロリーは増えてしまいますが、その分栄養素も一緒にとれるものをチョイスすることをおすすめします。
紅茶のカフェイン
次にカフェインですが、紅茶の場合は一杯あたりあたり約30mgです。ちなみにコーヒーは一杯あたり60mgなので、コーヒーに比べると半分くらいの量です。
カフェインといえば眠気覚ましにいいイメージが強いと思います。覚醒作用により眠気覚ましになったり、集中力アップに繋がります。
また、ダイエットをする15~30分前に摂ることで脂肪の燃焼効率が上がるとも言われており、運動前に飲むこともいいとここ数年言われていますよね。
一方で、体を冷やしてしまったり、不眠や動機などに繋がる可能性もあるため、とりすぎはNGです。
また、妊婦さんが摂ると流産や死産に繋がる可能性があるため控えることをおすすめします。
授乳中の摂取は母乳を落として赤ちゃんも摂取することになってしまいます。
これによって興奮状態になったり赤ちゃんの寝つきが悪くなってしまうなどの影響が出てしまう可能性もあるので、授乳中も控えることをおすすめします。
最近ではカフェインのないものもたくさん販売されているので、妊娠・授乳中に飲みたい場合や夜はこちらを選ぶようにしましょう。
紅茶の栄養素
・テアニン
リラックス効果が期待できる成分です。
ストレスを感じた時に一息つきながら飲みたいですね。
・テアフラビン・テアルビジン
ポリフェノールの一種で高い抗酸化作用があります。
活性酸素を除去し美容や健康・ダイエットの味方に!
・カテキン
緑茶に含まれているイメージが強いこちらですが紅茶にも含まれています。高い抗酸化作用や抗菌・殺菌作用があります。
・カフェイン
眠気の防止や集中力アップに!
運動前に飲むことで脂肪の燃焼効果を期待できますが、カフェインの効果を期待したいなら紅茶よりもコーヒーがおすすめです。
・ビタミンB1・B2
糖や脂質の代謝をサポートしてくれます。
肌代謝にも働きかけるため美肌づくりにも!
・フラボノイド
高い抗酸化作用や血糖値の急上昇を抑制する働きがあります。
健康にも役立つドリンクですね。
など。
また、お茶は種類によって体を温めるものと冷やしてしまうものにわけられるのですが、紅茶は体を温めるものだと言われています。
温活にも大活躍ですね!
紅茶の効果
ダイエット効果
嬉しいダイエット効果から!紅茶が痩せるサポートをしてくれる理由はいくつかあるんです!
まずは血糖値の急上昇を抑えてくれるということ。
紅茶に含まれているポリフェノールが糖の分解を抑え、それにより吸収率が下がるため血糖値の急上昇を抑えられるというわけなのです。
血糖値は上がりすぎてしまうとインスリンというホルモンの分解が増えます。このインスリン、エネルギーとして使い切れなかった糖を体に蓄えるというちょっと厄介な面があるため太りやすくもなってしまうんです。
それを抑えられるというのは嬉しいですね。
2つ目は抗酸化作用による肥満防止効果です。
私たちの体内には活性酸素というものがあるのですが、これが日常生活の中で増えすぎてしまうと肥満の原因になるのです。
活性酸素が増える原因は主に
・ストレス
・紫外線
・大気汚染
・食品添加物
・激しい運動
・たばこ
・加齢
などなのですが、なかなか避けて通れないものが多いですよね。そんな時に嬉しいのが先ほどでてきたポリフェノールです。
高い抗酸化作用があるポリフェノールは活性酸素を除去してくれるため肥満防止になるのです。
太りやすい原因を体内で除去してくれるという嬉しい成分が紅茶には含まれているんです。
美肌・アンチエイジング
上に書いた活性酸素を除去してくれるポリフェノールの働きはそれだけではありません。
なんと美肌づくりやアンチエイジングのサポートもしてくれるのです。
活性酸素が発生しすぎてしまうと私達の身体を酸化(サビ)させてしまいます。それが肌トラブルや老化の原因になってしまいます。
もちろん老化を止めることはできないですが、いつまでも若々しいきれいな肌を保ちたいですよね。
そんなときにこのポリフェノールの抗酸化作用は役に立つのです。
ダイエットにも美容にもいいならぜひ摂取したいですね。
また、活性酸素を除去することはがんや生活習慣病の予防にもなるので、健康面でも大活躍です。
リラックス
含まれているテアニンという成分にはリラックス効果を期待できます。
私たちの脳はリラックス状態の時にα波という脳波が出ると言われているのですが、この成分をとるとそのα波が活性化されるんだそうです。
そのためリラックス効果を得ることができ、ストレスの解消にもいいとされています。
ストレスは上に書いた活性酸素の原因にもなるため、ダイエットを邪魔してしまい太りやすい体質を作ってしまいます。
活性酸素は美肌づくりや健康にも悪影響です。
なのでぜひストレスを感じたら紅茶で一息つくことをおすすめします。
ちなみにこのテアニン、香り成分でもあるのですが、カフェインによる興奮作用を抑えてくれる働きもあります。
風邪予防
風邪ひきやすい方、あまりひきにくい方、体質によって違ってきますが、具合が悪くなったからといってもなかなか休めないという方多いですよね。
仕事柄休めない方も主婦さんも毎日やることがたくさんあるかと思います。
そんな時の体調管理にも役に立つのが紅茶です。
なんどもでてきたポリフェノールには強い殺菌作用があるため、それにより風邪の予防を行うことができるのです。
この殺菌作用は
・食中毒の原因になるボツリヌス菌やコレラ菌
・腸内環境を悪くする悪玉菌
・胃ガンの原因になるピロリ菌
など、様々な菌に対して効果的です。
風邪を引きやすいという方だけでなく、ストレスが多い方などもぜひ積極的にとりましょう。
紅茶の種類
ダージリン
ストレートで飲むのをおすすめされています。
飲食店やスーパーでよく見かける気がします。
アールグレイ
ベルガモットの香りつきで少し独特ですね。
個人的には少し苦手なのですが、この香りが好きという友人も多くいます。
こちらはアイスティーがおすすめです。
アッサム
わたし的に一番好きなのがこのアッサムです。
ミルクティーで飲むのが一番おすすめだと言われています。
セイロン
さまざまな国で親しまれているこちらは日本人にも好まれます。渋みが少なめなので飲みやすい種類です。
フレイバーティ
アップルティーやレモンティーのような香りのついた紅茶です。香り付きのものも販売されていますが、切ったフルーツを温かい紅茶に入れて香りを出すのもおすすめです。
見た目も可愛くなります!
紅茶ダイエットの方法や期間
ぜひ毎日紅茶を飲むようにしましょう!
朝から飲めば眼を覚ますためにもいいですし、体も温まりますね。飲む量は一杯からでも大丈夫です。
しかし、冷たいものだと体を冷やしてしまう原因になります。
冷えはダイエット面でも美容面でも大敵になりますのでホットで飲むことをおすすめします。
また、生姜やスパイスなどを加えて飲めばさらにダイエット効果を期待できます。
カフェインが体に合わないという方はぜひデカフェのものを選びましょう!最近ではスーパーでも見かけます。
置き換えダイエットではないので、毎日の食事にプラスするようにしましょう。ジュースを飲むことが多い方はそれを紅茶にすればカロリーや糖質も抑えられますね。
毎日の食事にプラスするだけなので短期間で痩せるというのは難しくなります。
紅茶だけに頼らずバランスのいい食事を心がけることも痩せるためには必要なので、ぜひ食事内容も気をつけるようにしましょう。
紅茶ダイエットのデメリット
夜は飲まない方がいい
含まれているカフェインには覚醒作用があるため、寝る前に飲んでしまうと睡眠の質に影響が出てしまい、ダイエットの妨げになってしまう可能性があります。
飲んでも眠れるよ!という方もいるかもしれませんが、寝たかどうかというよりも質が大切になってきます。
睡眠ダイエットというものが話題になっているくらい、下の高い睡眠は痩せるためには大切になります。
カフェインは5~6時間ほど作用すると言われているので、寝る6時間前までに飲むことをおすすめします。
歯の黄ばみに繋がる
紅茶に含まれているタンニンは色素の元になります。
飲み続けることで歯に茶渋が付きやすくなるため黄ばみの原因になります。
このタンニンは紅茶だけでなく、ウーロン茶やコーヒーなどにも含まれているので、一日の摂取量に気をつけた方が良さそうですね!
量を気にする必要がある
飲み過ぎは上に書いた歯の黄ばみの原因だけでなく、貧血や下痢・腹痛などの原因になってしまう可能性があります。
ダイエットや美容にいいと聞くとたくさん飲んでしまいたくなりますが、デメリットもあるので、あまりたくさん飲むことはないようにしましょう。
また、上に書いたようにカフェインレスのものもあるので、そちらもうまく活用することをおすすめします。
紅茶にプラス!でダイエット
シナモンなどの香辛料
高い抗酸化作用や血行促進効果が期待できるスパイスはぜひプラスしたいですね。ミルクティーにしてスパイスを数種類いれるチャイも体が温まるのでおすすめです。
甘くしすぎないように気をつけましょう。
生姜
一時期、生姜紅茶というのが話題になりましたよね!
体を温める効果が高い生姜をプラスすることで代謝のアップや老廃物の排出を促せます。
ダイエット効果の高い食材なので、ぜひプラスしたいですね。
レモン
レモン水やレモン白湯がとても人気を集めましたよね。
ビタミンCがとれるのでダイエットだけでなく美肌効果も抜群です。
紅茶もレモンもリラックス効果を期待できるので、ストレスの多い方にもおすすめです。
オリゴ糖
腸内環境を整えることは痩せるためには必要不可欠です。
さらに、免疫力アップやストレスの解消・美肌づくりにもいい影響が出るので、オリゴ糖をプラスして美腸を目指しましょう。
お通じが一日バナナ2本分ほどでない方は出す量が足りていない可能性があるのでオリゴ糖を加えて飲むことをおすすめします。
飲み過ぎ注意
ここまで紅茶のいいところをメインに書いてきましたが、過剰摂取による悪影響もあります。
まずはカフェインが含まれているということです。
摂りすぎることで不眠の原因になったり、動機が起きてしまう可能性や、腹痛や下痢を起こしてしまう可能性もあります。
どれくらいなら大丈夫ということはなく、個人差があるので摂取量は体を見ながら決めるようにしてください。
また逆に、タンニンの影響によって下痢ではなく便秘を起こしてしまう可能性もあります。
普段からお通じに関しての悩みがある方はオリゴ糖を加えたり、生姜を加えるなどするといいですね。
さらに、タンニンは鉄分の吸収を阻害してしまうので貧血の方は控えるか、一緒にとらないようにしましょう。
どんな食材でもいい効果を得たいからといって摂りすぎてしまうと逆効果になってしまう可能性があります。
摂取量を守り、1日で多く摂るというよりも、毎日続けるということを心がけるようにしましょう。