
私の住んでいる地域ではなかなかスーパーではゴーヤに出会えず、食べられるのは夏場に母が家庭菜園で作ってくれたものが採れたときです。
苦味があり子供の頃は特に苦手だったという方も多くいるかもしれませんが、実はこの苦味はとても体に良いなんてことを聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回はそんなゴーヤをと酢を使った酢ゴーヤについてご説明していきたいと思います。
酢といえばこのブログでも過去に何種類ものビネガーフードやドリンクをご紹介してきました。
野菜や果物をつけておくだけで料理のトッピングに使えるものやドリンクとして飲めるものを作れます。
酢自体健康に良いと有名だと思いますが、ダイエットや美容面でも嬉しい働きをしてくれます。
単体ではなかなか取り入れにくいと思うので、ぜひ野菜や果物と一緒にとって美容面や健康面を食事でサポートしていきましょう。
作り方や効果点栄養素について書いていこうと思います。
酢ゴーヤとは

ゴーヤを酢漬けして作るものです。
ゴーヤといえば卵などと一緒に炒めて作るチャンプルーが有名ですよね。祖父の家ではお漬物にしたものをよく出してくれるのですが、今回は酢を使って作ります。
加熱せず生のまま作るため、含まれている栄養素をそのままとることができるというのが嬉しいところ。
苦味ももちろんそのままですが、この苦味自体も美味しさの一つですね。
酢漬けしたゴーヤはそのまま食べることもできますし、アレンジをして様々なレシピを楽しむことができます。
その時に使った酢も料理に使えるので、無駄なく作り置きしておくこともできますね。
ダイエットだけでなく、暑い時期の夏バテ対策などにも食べることができるので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
ゴーヤの栄養

【モモルデシン】
こちらならではの栄養素で苦味成分です。
胃腸の調子を整える他、夏バテ対策・食欲増進・血糖値を下げるなどの働きがあります。
【食物繊維】
便秘の改善といえばこれですよね。
便秘になってしまうと太りやすくなるだけでなか、肌トラブルや免疫力の低下に繋がるため、しっかりとりたい食材です。
【ビタミンC】
美肌やアンチエイジングをサポートしてくれます。
なんとゴーヤのビタミンCは加熱に強いとも言われています!
【鉄分】
貧血予防に欠かせないこちら。
血液中の酸素を運ぶヘモグラビンのもととなるため、不足すると代謝の低下につながります。
【カルシウム】
骨の健康に欠かせないこちら。
不足すると太りやすくなったりイライラしやすくなると言われています。
【カリウム】
食べ過ぎた日や飲み会の次の日などのむくみ対策に効果的です。むくみを放置するとセルライトの原因になるため毎日しっかりケアしましょう。
【マグネシウム】
エネルギーを作り出したり酵素の働きをサポートします。
カルシウムと一緒で骨や歯の健康にも欠かせません。
など。
干し野菜としてほしておくことで増える栄養価もあるので、そこから酢ゴーヤを作っても良い気がします。
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酢の栄養

【アミノ酸】
黒酢に多く含まれているのがこちら。
体を作るもとになるのですが、これによる血液サラサラ効果や疲労回復効果などを期待できます。
【クエン酸】
エネルギーを作り出したり疲労回復にいいと言われているこちら。ダイエット面でも嬉しい働きをしてくれます。
【酢酸】
内蔵脂肪を減らしてくれるこちらは痩せたい方にもぴったりです。脂肪の合成を抑え、分解を促してくれます。
酢は種類によって含まれている栄養素が変わってくるので、選ぶときに栄養素で選んでみても良さそうですね。
ちなみに私的に一番おすすめなのはアミノ酸が豊富な黒酢です。でも美味しいと感じるのは優しい酢が一番です。(個人的に)
酢ゴーヤの効果・ 効能
血糖値を下げる

ゴーヤに含まれているポリフェノール類や酢は血糖値に働きかけてくれるため、ダイエットや糖尿病対策にぴったりです。
ダイエット面でいうと血糖値は上がり過ぎてしまうことで糖を身体に蓄えてしまうインスリンの分泌をよくしてしまうため、太る原因になると言われています。
インスリン自体は身体にとって大切な働きをしてくれるホルモンなのですが、ダイエット面で見るとちょっとマイナスですよね。
また、急激に上がった血糖値は急激に下がりやすいのですが、このときに空腹を感じるため、食べ過ぎの原因にもなります。
そのため、血糖値を意識する食事は健康面でもダイエット面でもとても大切なのです。
食後に眠くなりやすい方は血糖値が上がっている食事をしている可能性があるので、ぜひ目安にしてみてください。
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便秘の解消

便秘の解消といえばまず思いつくのは食物繊維ですよね。
ゴーヤには豊富に含まれているので、それだけでも効果的なのですが、他にもあります。
一緒に使う酢には腸のぜん動運動をサポートしたり、新陳代謝をよくしてくれるため、両方の効果で便秘の解消効果を期待できるのです。
よく便秘に悩んでいる方から「食物繊維や乳製品をたくさんとるようにしているのに改善されない」と言う話を聞くのですが、この場合は、内側からのケアだけでなく、腸の動きを改善することが効果的な場合があります。
マッサージやストレッチで外側から働きかけるのも一つの手ですが、酢の効果でぜん動運動をサポートするのも一つの手ですね。
ダイエット

上に書いた血糖値を下げる働きや便秘の解消もダイエット面ではとても嬉しい働きですが、それだけではありません。
ゴーヤに含まれている共益リノール酸には、身体に脂肪がつくのを防ぐ働きがあります。
そして、酢の主成分〝酢酸〟には、脂肪の分解を促してくれる働きがあるため、どちらも痩せたい方にも嬉しい働きをしてくれます。
代謝が上がることも嬉しいですが、このように脂肪に働きかけてくれるととても効果がありそうな気がしますよね。
このようにゴーヤにも酢にも様々な角度から痩せる為の効果を得ることができます。
健康になりながら綺麗になれる嬉しい食べ物ですね。
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夏バテ対策

ゴーヤに限らず、暑い時期にとれる野菜やフルーツや南国の食べ物には体を冷やす働きがあると言われていますよね。
夏は気温が高く体も熱を持ちやすいため内側から冷やすのも一つの手です。
(冷やしすぎはNGです。)
さらに、暑い時期に失いやすいビタミンやミネラルをとることもできます。
また、夏といえば食欲が落ちてしまう方も多いですよね。私自身もそうなのですが、食べないせいでよけいにバテやすくなってしまいますよね。
そんなときにゴーヤに含まれているモモルデシンや酢に含まれている成分が食欲を増進させてくれます。
そしてクエン酸やビタミンBが疲労回復をサポートしてくれます。
暑いというだけで体力を奪われやすくだるさが出やすい時期ですが、そんなときにこそ嬉しい働きがたくさんありますね。
酢ゴーヤの作り方

用意するもの
・保存瓶
・ゴーヤ
・酢
・はちみつ
※保存瓶はあらかじめ煮沸消毒をして、しっかり水気を取りましょう。
1.ゴーヤは縦半分に切ったらタネとワタをスプーンで取り除きます。
2.スライスしたら保存瓶に入れて、ゴーヤが浸かるくらいの酢と、お好みの量のはちみつを入れて軽く混ぜます。
3.冷蔵庫で一晩置いたら完成です。
ゴーヤはそのまま食べてもいいですし、アレンジして料理してもいいですね。
酢は料理に使いましょう。
もう一度酢ゴーヤを作るときは新しい酢を使うことをお勧めします。
砂糖を使って作るものもありますが、はちみつの方が身体に嬉しい栄養素が含まれているためはちみつのレシピで書きます。
また、干しゴーヤを作ってからそれで酢ゴーヤを作る場合はスライスしたゴーヤを重ならないようにネットなどに並べて乾燥させましょう。
干すことでゴーヤ自体の日持ちが良くなりますし、栄養素も豊富になります。
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酢ゴーヤダイエットの方法

上に書いたようにこの食べ物にはダイエットをサポートしてくれる働きがあります。
そのため、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。
胃が弱い方やお腹を壊しやすい方は毎日ではない方がいいので、様子を見ながら取り入れるといいですね。
食事の初めに取り入れるのが理想的ですが、空腹時に食べることで胃痛を起こしてしまう可能性もあるので、心配な方はぜひ食事中に取り入れましょう。
脂肪の蓄積を防いだり分解をサポートしてくれる成分も含まれているので、痩せるためには嬉しい食べ物ですが、これを食べているからといって他の食事をおろそかにしないよう、バランスのいい食事や甘いものを控えるなどはぜひ同時進行でおこなってください。
代謝アップにも繋がる効果がたくさんあるので、合わせて適度な運動を取り入れてもいいですね。
酢ゴーヤを使ったおすすめレシピ
材料
・酢ゴーヤ
・たまご(といておきます)
・ベーコン
・絹豆腐
・玉ねぎ
・塩胡椒
1.ベーコンは細くきり、玉ねぎは千切りに、絹豆腐は2cmほどの角切り、卵はといておきます。
2.ベーコンと玉ねぎをよく炒めて火を通したら卵を加えて火を通します。
3.卵が固まる前に絹豆腐と酢ゴーヤを一緒に混ぜてます。
4.塩コショウで味を整えたら完成です。
ベーコンの旨みやゴーヤの酸味があるので塩コショウだけでも充分美味しいのですが、他にもお好みで顆粒だしや顆粒の鶏ガラスープの素を加えても美味しく食べられます。
絹豆腐や卵からしっかりとたんぱく質もとれますし、これ一品で様々な栄養素を摂取することができます。
色合いもいいので、食卓の彩りにもいいと思います。
酢ゴーヤの注意点

食べ過ぎに注意
健康効果が高いというイメージが強い酢ですが、実はとり過ぎてしまうと不調の原因にもなります。
酸が強いことで胃酸の分泌が増えてしまうため、それによる胃痛を起こしてしまう可能性があるのです。
そのた」とりすぎには充分注意しましょう。
また、体質や胃の弱い方は少量でも毎日とることで痛くなってしまう可能性があるので、様子を見ながら行うことをお勧めします。
酢自体は多くても1日大さじ一杯までと言われているのでぜひ目安にして見てください。
また、とり過ぎは貧血を起こす可能性もあるので気をつけましょう。
そして、ゴーヤですが、苦味成分が体に良いと書きましたが、こちらもとり過ぎてしまうことでお腹を壊して下痢を起こしてしまう可能性があると言われています。
そのため、少量を1日の食事に取り入れるようにしましょう。
逆に言えば1日の摂取量が少量でいいので続けやすい気がしますね。