早食いは太る原因になる!
ダイエットをしている方なら聞いたことがあるフレーズだと思います。
以前にテレビでやっていたダイエット番組で、100kg前後の体重の方々がどれだけ痩せられるかという番組をみたのですが、その中でも1・2回噛むか噛まないかで飲み込む食べ方をしている方がいました。
早食いのメリットを考えると時間を短縮できる!
ですよね。
私自身、あまり食事に時間を割きたくないという考え方があり、以前は私も早く済ませていました。
特に子供が生まれてからは、寝ている間にいかに家事をこなすかを考えると、どうしても急いで食べることを優先していました。
しかし、メリットを考えるとこれ以外が出てこないんです。
デメリットならたくさん知っているのですが、いいことってなかなか無いんですよね。
家事に育児に毎日追われている方々は特に時間を短くできることは大きな利点ではあると思いますが、それ以上にデメリットが多くあります。
その辺を詳しくご説明しながら、改善していく方法まで今回は記事を書いていこうと思います。
早食いはなぜ太る?

満腹感を感じにくくなる
食事をするとだいたい15~20分後には脳の視床下部にある満腹中枢が刺激され、これにより私たちは満腹感を知ることができます。
しかし、早食いをしてしまうとなかなかその満腹中枢からのお腹いっぱいサインを受け取れないため、それによって時間をかけて食べる時よりも食事量が増えてしまいます。
食べる量が多くなればなるほど体重にも影響しやすくなりますよね。
そしてここを刺激することによって交感神経が優位になりやすくなり、脂肪燃焼効率も上がると言われています。
どうしても食欲がおさまらないという方はぜひゆっくり食べることを意識してみてください。
それでも食欲がありすぎて困るという場合は睡眠の質が悪かったりストレスが多いというほかの可能性もありますが、まずはぜひ食べる早さを見直して、ゆっくり食べる癖をつけていきましょう。
血糖値
痩せようとしている方は気をつけている方が多いこの血糖値。食後に上昇するもので上昇することによりインスリンというホルモンの分泌が増えます。
このインスリンは摂りすぎてエネルギーとして使い切れなかった糖を身体に蓄えてしまうため、血糖値を上げすぎてしまうと太ると言われているのです。
また、老化の原因や糖尿病の原因にもなります。
食事を短時間でかきこんでしまうと、糖が一気に腸内に運ばれてしまうため、血糖値が急上昇しやすくなります。
さらに、満腹中枢が刺激されないことで食べる量が増えてしまうため、一気に糖が運ばれてしまうという悪影響があります。
血糖値を気にして三角食べや食べ順ダイエットを行なっている方も多いと思いますが、そこにさらにゆっくり食べるということもプラスして行いましょう。
とは言ってもゆっくりダラダラ食べるのがいいわけでは無いので、メリハリをつけるようにすることも大切です。
消費エネルギーが低くなる
私達の身体は食事を消化吸収するのにもエネルギーを消費します。
よく噛まないで食べた方が消化を頑張って多くエネルギーを使ってくれるのでは?なんて思ってしまいそうなところですが、実はよく噛んでから飲み込んだ方が熱の生産量が増え、それにより安静時のエネルギー消費量が増えると言われています。
そのため、よく噛まずに早食いをしてしまうと、体熱産生が減ってしまい、これも太る原因の一つだと言われています。
食事でのエネルギー消費量は決して高いとは言えないのですが、これを一日数回、毎日しっかり行えていれば長い目で見たときにはっきりと違いが出てきます。
痩せたいのなら代謝を上げるのが大切だとよく聞くと思います。それにもつながることなのです。
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太る以外に早食いの悪影響はある?

消化器官への負担
噛むことも消化活動の一つだと言われていますが、ここをサボってよく噛まずに急いで食べてしまうと胃腸などの消化器官への悪影響となります。
消化器官が弱ってしまい本来の働きができなくなってしまうと、代謝が悪くなってしまったり、血液の流れに悪影響が出てしまいます。
老化の原因になったり、疲れやすいなども胃腸の働きが弱ってしまっていることからくる場合もあります。
それ以前に胃痛や便秘・お腹がよく張るといった形で身体からサインが出てくる方もいるかと思います。
これだけのデメリットがありますが、この早食いを改善させることができれば、逆にこれだけの不調の改善をしていけます。
痩せる目的だけでなく身体のためにもぜひ意識しながらゆっくり食事をしていきましょう。
血糖値の影響
先程血糖値についてご説明しました。
糖尿病の原因にもなると書きましたが、健康面への影響はそれだけではありません。
急上昇した血糖値は急下降しやすいのですが、このとき、体のだるさを感じたり、頭痛や吐き気などが出てしまう可能性があります。
また、食後に眠くなりやすいということを体験したことがある方も多いと思いますが、実はこれも血糖値が急下降することで起こると言われています。
午後の仕事や授業中に眠くなりやすいのは、お昼の食事内容や食べ方によって起きていたと考えると、防ぎやすいような気がしますよね。
食事の内容に気を使うことも急上昇・急下降を防ぐことに繋がりますが、どんな内容の食事でも、早食いをやめて、しっかりゆっくり噛んで食べることも防ぐ方法になります。
食後に不調を感じやすい方はぜひ気をつけてみてください。
虫歯や口臭
虫歯や口臭って個人差が出やすいですよね。特に虫歯はなりやすい方となりにくい方、分かれるところだと思います。
わたしの主人は食事がとってもゆっくりで、片付ける身としてはもうちょっと急いでくれないかな。ってよく思っているのですが、笑
全然虫歯になりません。食事中に観察してみたことがあったのですが、一口を40~50回ほど噛んでから飲み込んでいます。
30回を目安にと聞いたことがあると思いますが、それを余裕で超える回数を噛んでいました。笑
このようによく噛むことは唾液の分泌を促すことができ、それが虫歯や口臭の予防に繋がってくるのです。
特に唾液の持つ緩衝作用というものが虫歯対策に必要になってきます。
噛む回数を増やすことは癖になるまで改善するのがとても大変ですが、ぜひ口の健康のためにも行なっていきましょう。
早食いをやめるとなぜ痩せる?

早くをやめること=ゆっくりよく噛んで食べることなります。
よく噛むことで太る原因になる血糖値の急上昇を防ぐことができます。
さらに、咀嚼によって食べ物を細かくしておくことで、胃腸などの消化器官への負担がへり、弱ってしまっていた胃腸を元気にしてあげることができるのですが、そうなると代謝が上がりやすくなります。
痩せやすい体質を作るためには代謝が高いことはとても大切ですね。
ほかにも、
・小顔効果
・便秘の解消(代謝アップにつながります。)
・食べすぎを防止できる
・脂肪の燃焼を促す
などの効果を得られます。
早く食事を終わらせることのメリットが時間の短縮しかないことに比べると、ゆっくりよく噛んで食べることはメリットだらけですね。
もちろん毎食毎食ゆっくり食べることが難しいという方もいるかもしれませんが、そうではないときは、先に用事を終わらせて、気持ち的にもゆったりと食事をしていくことをお勧めします。
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早食いを防止する方法

テレビやスマホをやめて食事に集中する
ながら食べをしてしまうと自分がどれだけ噛んでいるかを把握しにくいだけでなく、満腹中枢を刺激しにくくなってしまい、それが食べ過ぎに繋がります。
特にはじめはよく噛んで食べようと思っても、噛まないうちに癖ですぐに飲み込んでしまうため、改善していくためには食事に集中することがとても大切です。
まずは基本として言われている一口30回をしっかり数えながら食べるようにしてみましょう。
これが習慣になるまでは時間がかかりますが、痩せることを考えながらぜひ頑張っていきましょう。
ちなみにわたしは違和感なくできるようになるまで1週間かかりました。
やることを先に終わらせてから食事をする
わたし自身家事や仕事に追われている感覚があるとどうしても食事の時間を短縮しようと急いで食べることごあるので、出来るだけやることを先に終わらせてから食事をするようにしています。
あれもやらなきゃこれもやらなきゃと考えながら食事をするよりも、食事をしながら一息つけるという感覚の方が余裕を持つことができるため、それによりペースもゆったりになります。
忙しい毎日を送る中で、やらなきゃいけないと思ってしまうことはたくさんあるかもしれませんが、手を抜けそうなところは出来るだけ抜いちゃいましょう!笑
ストレスが多い場合はコーヒーを一緒に
わたし自身、仕事中の休憩が短めにしかとれないとき、急がなければと思うのにプラスして空腹感がより早食いの状況を作り出してしまいます。
そんなときな役に立ったのがコーヒーです。
イギリスの大学での研究結果では、コーヒータイムはストレスを54パーセントも解消してくれると発表しており、わたし自身もよくこれに助けられています。
食事系によるダイエットがうまくいかない大きな理由の一つがストレスです。
仕事のない日は食事制限がうまくいくのに、仕事の日はうまくいかないという声もよく聞きます。
ストレスを感じやすい方はまずそれを解消するために、ぜひコーヒータイムを取り入れてみましょう。
わたしは食事と一緒に飲むだけでも気分が全然違いました。
空腹感が強いときはまず水を!
どか食いをしてしまう原因の一つに空腹感が強すぎるという場面もあります。
お腹が空けば空くほど急いで食べてしまいますよね。
食べ終わってから「また食べすぎてしまった」という罪悪感に襲われたことがある方も多いと思います。
そんなときはまず水を飲んで空腹感を一旦落ち着かせましょう。
上にも書いたように急いで食べれば食べるほど満腹中枢が刺激されないため、お腹はいっぱいなはずなのに、なぜかまだ食べたいという感覚になってしまい、結局食べ過ぎにつながります。
上に書いたコーヒーで落ち着くのもいいかと思いますが、空腹にコーヒーは胃が痛くなる原因にもなるので、まずは水を飲んで落ち着くようにしましょう。
私が早食いをやめられた方法

一口を40回にする
よく一口を30回噛みましょうと言われていますが、私の場合その数字で行おうとするとどうしてもそれより前ひ飲み込んでしまい、なかなか30回いきませんでした。
そのため、40回を目安に数えるようにしていました。
少し早く飲み込んでしまってもほぼ30回は越えていたので、できなかった、という負の感情になることもなくできました。
慣れてからは自然と40回近く噛めるようになっていたので、ぜひしばらくの間はたくさん噛むことを意識して行ってください。
よく噛む人の真似をする
よく一緒に食事をする家族や同僚に食事が遅い方いませんか。わたしは主人と子供がすごくよく噛んで食べるタイプなので、一口をその人と同じペースで口に入れるようにしていました。
上にも書きましたが、主人は特に一口40~50回ほど噛んでいるので、合わせられないと次の一口をなかなか食べられず、結果ゆっくり食べることができていました。
そのペースに慣れてきたらよく噛むことを意識しなくても、急いで食べる習慣がなくなり、自然と食事の時間かゆっくりになっていたので、わたし的にはこれがすごく効果的でした。
ぜひ周りにゆっくり食べる方がいたらそれに合わせて落ち着いて食べてみるといいと思います。